Google、独立系小規模サイトに報いるためのランキングシステム改善に継続して取り組む

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Googleは、小規模な独立系サイトをより良く支援するために、ランキングシステムの継続的な改善に積極的に取り組んでいます。

Google 検索の広報担当を務める Search Liaison の中の人である Danny Sullivan(ダニー・サリバン)氏に Barry Shwartz(バリー・シュワルツ)氏がインタビューしました。
インタビュー内容を Search Engine Roundtable に公開しています。

このインタビューのなかで、サイト評判の不正使用(寄生サイト)に対する自動アルゴリズム対策の近いうちの導入予定はないと Sullivan がコメントしたことを先日紹介しました。
インタビューでは、2024 年 8 月のコア アップデートで改良したという小規模な独立系サイトの評価変更についても詳しく触れられています。

この記事では、小規模な独立系サイトをどのように Google が正当に評価しようとしているのかについて、サリバン氏が何を語ったかを取り上げます。

小規模な独立系サイトを継続して支援する

サリバン氏は、Google が小規模な独立系サイトを適切に評価できるように、ランキングシステムの改善に積極的に取り組んできたことをインタビューで述べました。
具体的な変更点については言及しませんでしたが、これらのサイトに利益をもたらすことを目的とした変更を 2024 年 8 月のコア アップデートで実施したと明言しています。

具体的には、彼は次のように発言しました。

我々はこの状況(独立系小規模サイトが評価されていない状況)を改善するために、いくつかの変更を加えた。

Google のこの分野における取り組みは継続的なものであり、将来のコアアップデートでさらなる改善が期待されるとサリバン氏は認めました。
また、Googleは小規模なコンテンツパブリッシャーからの質の高いコンテンツに報いることに尽力しており、パブリッシャーに対しては、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを引き続き作成するよう奨励しました。

また、Googleは、これらの変更を「やり遂げたわけではない」とし、将来のコアアップデートでさらなる改善が行われることも強調しました。

現時点での完全回復は見込めない

ダニー・サリバン氏によると、独立系・小規模サイトの評価方法を改善したとはいえ、過去のアップデートで悪影響を受けたすべての小規模なウェブサイトが、以前のランキングを完全に回復できるという保証はないとのことです。

サリバン氏は、インターネットとGoogleのアルゴリズムは常に進化していることを指摘しています。
アルゴリズムや競争環境の変化により、過去に有効だったものが現在では有効ではない可能性があるからです。

それでもサリバン氏は、Google が小規模なパブリッシャーからの質の高いコンテンツにより報いるために、システムの改善に積極的に取り組んでいることを繰り返し強調しました。

過去の大型アップデート、特にヘルプフルコンテンツアップデートで順位下落したサイトの一部は 2024 年 8 月のコア アップデートで回復が起きているようです。
しかし、影響を受けたすべてのサイトが、元の状態に完全に回復したわけではありません。

小規模サイトで、回復が見られてるならばそれは喜ばしいことです。
回復が起きてなくても、Google は改善が不完全であることを認め継続しています。
挫けることなく、ユーザーの役に立つ高品質コンテンツを作り続けること以外に対策はありません。