Google、検索結果でハッキングサイトを通知

Googleは、ハッキングされている可能性があるサイトを通知するように検索結果を拡張しました。

セキュリティの侵害を受けていたり改ざんされているかもしれないサイトが検索結果に出ると、警告を表示します。

SERPでのハッキングサイト通知

“This site may be compromised.”というメッセージが見えます。

ヘルプページがまだ日本語訳されていないので、日本語ではどのようなメッセージになるか分かりません。
直訳すると、「このサイトはセキュリティを侵害されている可能性があります」とか「このサイトは危険にさらされているかもしれません」となります。
※日本語の検索で見つけたら教えてください。
【UPDATE(2010/12/26)】:今現在、日本語検索では未導入のようです

いずれにしてもこんなメッセージが出たら、ユーザーはクリックしなくなりますね。
サーバーやで使用しているアプリケーションを最新版にアップデートしておくなど、サイトのセキュリティ体制は万全にしておきましょう。

スパムサイトへの対策を強化していくとGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏はPubConのセッションで発言していました。

この「スパムサイト」とはSEOスパムだけではなく、サーバーをハッキングしてユーザーに不正なプログラムをダウンロードさせたりマルウェアに感染させたりするスパムを含んでいます(「含んでいる」というよりこちらがテーマの中心だった)。

今回の検索結果でのハッキングサイト通知はその一環でしょう。

なお、”This site may be compromised.”は、ハッキングやセキュリティ侵害を受けている可能性があると推測されるけれども、実際には検出できていないときに表示されます。

潜在的に危険性があると明確に判断したときには、“This site may harm your computer”(このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります)というメッセージを表示します。