Google、Search Plus Your WolrdによるGoogle+の推進を断念か?

[対象: 上級]

Search Plus Your WolrdによるGoogle+に関連する情報の検索結果への表示形態を変更する方向でGoogleは動いているようです。

GoogleのAmit Singhal(アミット・シンガル)氏がインタビューのなかで明らかしたとThe Telegraphが報じています。
※Singal氏は、米Googleの副社長でサーチクオリティチームのトップの人物です。海外カンファレンスでのスピーチをこの記事この記事で2回レポートしました。

(Search results relating to Google+) have now settled in a place which were better than when we launched.

(Google+に関する検索結果を)導入した時よりももっと適した場所に配置することにした。

自社のサービスをGoogleが検索結果で不当に推進しているという申し立てに対してEUの公正取引委員会に当たる組織が現在調査中です。
その過程での話になります。

またSinghal氏は次のようにもコメントしています。

I think it’s a learning process – even for us. We experiment, we learn, we improve – that’s what Google does.

私たちのとってもまだ学習の段階だ。実験し、学び、改善していく、これがGoogleが行なっていることだ。

TwitterやFacebookによるSearch Plus Your Worldへの猛烈な批判に対して自分たちを正当化のするための理由にしているようにも受け止められるとのことでした。

Knowledge Graphの米国以外への展開は着々と進んでいるようですが、SPYWの拡大は前途多難のようです。

SPWYはGoogle+を全面に押し出しすぎていて「やり過ぎじゃないか?」という印象は僕も受けました。

検証で楽しむ分にはいいのですが、調べごとをする実際の検索の場面であれほどGoogle+に影響を受けるとしたら歓迎はしないでしょうでね。

記事タイトルに書いたような、SPYWによるGoogle+の推進をGoogleが諦めたわけでは決してありませんが、検索結果に今ほど全面的に差し込んでくることはなくなりそうです。

「もっと適切な場所に」と言っていますがどこに移動するのでしょうか?

Search Plus Your Worldは、ほとんどの日本のサイト運営者には当面は無関係な話だとは思いますが僕にとっては気になるトピックです。