[レベル: 中級]
AI で自動翻訳した記事であっても、高品質で有益であれば Google 検索で問題視されることはありません。
AI 翻訳を明示しつつ、AI が作成したコンテンツとしてペナルティを受けない方法は?
英語版オフィスアワーで、次の質問が取り上げられました。
AI 翻訳の使用に関して透明性を保ちつつ、AI に頼り過ぎたコンテンツとしてペナルティを受けないようにするにはどうすればよいでしょうか?
John Mueller(ジョン・ミューラー)氏が回答しました。
機械翻訳されたページであることを示す特別なマークアップはない。翻訳されたページが自身の品質基準に見合うかどうかを検討することを勧める。
もしページが適切に翻訳され、対象読者にとって適切な言葉が使われていて、つまりユーザーにとって良いものだと考えるなら、インデックスさせることは問題ない。もし満足できない場合は、
noindex robots meta
タグを含めることで、検索エンジンにインデックスしないように指示できる。最終的には、優れたローカライズは単なる単語や文章の翻訳以上のものだ。他の地域のユーザーにあなたのサイトを大切に思ってもらうためには、最低限の基準を超えることを強く勧める。
制作方法を問わず高品質のコンテンツを Google は評価する
AI 生成コンテンツに関するガイダンスで述べているように、制作方法を問わず高品質のコンテンツを Google は評価します。
機械翻訳に限らずに、ChatGPT や Gemini などの 生成 AI で書いた記事にもこの指針は当てはまります。
ただし、高品質で、ユーザーにとって有用であることが条件です。
現状では、AI が作成したコンテンツそのままではこの条件を満たせないでしょう。
人間の手によるレビューは必須です。
生成 AI ツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成する行為は「大量生成されたコンテンツの不正使用」としてスパムポリシー違反に該当します。
AI または自動化のツールを使用していることを開示するかどうかについては、必須ではありませんが、Google は推奨しています。
でもこれはランキング評価の観点からではなく、ユーザー観点からです。
どのようにコンテンツが作成されたかをユーザーに伝えることは信頼性を高める方法の 1 つになります。