[対象: 中〜上級]
最近Googleは、通常のインデックス処理にパンダアップデートを統合しました。
パンダアップデートの影響を受けていることをどうやったら知ることができますか?
すでに影響を受けていたとしたら、パンダからリカバリできたことをどうやったら知ることができますか?
上の質問にGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が回答しました。
パンダアップデートの影響をもしすでに受けていたとしたら、どうやってリカバリできるかを知ろうとするだろうから、もっともな質問だ。
パンダは、今から2年前に実行したアルゴリズム変更で、質が低いサイトを対象にした。
だいたい1ヶ月おきかそのくらいの間隔で新しい更新をかつては行っていた。
そんな時には、「新しいデータが完成した」とか「データを更新した」とよくアナウンスしたものだった。ある時点で、パンダの更新はだんだん小さくなっていき増分になったんだ。
非常に良いシグナルを手にできて容易に目的を達成できるようになったから、最近のパンダ更新では本当に大きは変更はなくなった。
そこで、1ヶ月ごとの独自の間隔で起こる控えめなデータ処理にさせておくよりは、一歩進めて(メインの)インデックスに組み込もうという話になった。
現時点では、(質が低い)ぎりぎりのところにいるごく少しのウェブマスターにだけパンダ更新は影響していると僕たちは考えているから、メインとなるインデックスの処理に統合した。
パンダによって評価しようとするときに必ず見ているシグナルについてはアミット・シングハルがブログに記事を書いている。
それは読んでおいたほうがいい。それに、過去にいくつかパンダに関する動画も出してきたから、詳しいことはここでは繰り返さない。
だけど基本的に、高品質なコンテンツをパンダは探している。
したがって、パンダの影響を受けたともし思ったのなら、最優先で取り組まなければならないことは高品質なコンテンツを持っていることをしっかりと確認することだ。
ユーザーが本当に喜んでくれたり、ユーザーを惹きつけたり、雑誌や書籍で見たいと思ったり、後からまた参照したり、友だちに教えたりする、そういったコンテンツになっているかを確かめるといい。
こういったことが最優先で取り組むべき目標になるだろう。
今はパンダはインデックスに統合されているため、全体のインデックスシステムの目的のままである。
全体的に以前より順位が高くなくなっているなら、次のように常に考えてみるといい。
- 自分のサイトのコンテンツの質を調べてみることはできるだろうか?
- 模倣したりコピーしたり重複したり単純に役に立たなかったりするようなものはないだろうか?
- 人々が本当に喜んでくれるオリジナルな何かを思い付けないだろうか?
こういった類のことを実行すれば、検索順位が少しでも高くなりやすくなるだろう。
- パンダの影響を受けているかを知ることができるか?
- パンダから回復できたかを知ることができるか?
残念ながら、上の質問に対してMatt Cutts氏は直接回答していませんね。
パンダアップデートは、通常のメインインデックスに今は統合されています。
以前は手動による更新でたいていはアナウンスがありました。
しかし現在は一定の間隔は保ちながらも自動で更新されます。
初期の頃とは違って、大きな変動を大規模に発生させることもなくなっています。
つまり、いつ更新が実行されたかを知ることはできません。
「ひょっとしたらパンダにやられたかな?」とか「パンダからリカバリできたっぽい」と推測することしかできなさそうです。
検索トラフィックが減少しパンダアップデートの影響の可能性が疑われるなら、Googleがパンダアップデートを開発するときにモデルにした高品質なコンテンツかどうかを評価する質問をもう1度読み返し、そぐわないところがないかを主観を交えず客観的にチェックするといいでしょう。