[レベル: 上級]
URL 検査ツールの結果に出てくる参照元ページの情報はどのくらい重要なのでしょうか?
絶えず気を払って監視すべきなのでしょうか?
重要ではない、気にかける必要なし
URL 検査ツールで検証すると [検出] に [参照元ページ] が出てきます。
これは、検査対象の URL を初めて Google が(リンクによって)発見したページを示しています。
📝すずきメモ: 1 年少し前に複数の参照元ページをレポートするようになった
参照元ページが出てこない場合もあります。
リンク以外の手段(たとえばサイトマップ)でその URL を発見したり、まだレポートに反映されていなかったりする場合が大半です。
さて、この参照元ページの情報はどのくらい重要なのでしょうか?
結論を言うと、さして重要ではありません。
通常は気にかける必要はありません。
URL 検査ツールの参照元ページについて Google の John Mueller 氏は英語版オフィスアワーで説明しました。
要点をリスト形式で簡潔にまとめると次のようになります。
- 参照元ページは、Google が最初に見た、その URL に言及しているページ
- 見知らぬページの場合もあるが、悪い兆候を示すものではない
- 重要なページで発見される必要があるといったことはない
- Google の視点からは、単純に技術的な情報にすぎない
- インデックスされていれば問題ない
自分だったらまったく気にしないとミューラー氏は述べています。
意図しない URL がインデックスされていたら役立つことも
参照元ページの情報が役立つ場面がもしあるとしたら、意図しない URL がインデックスされているときです。
たとえば、おかしなパラメータが付いた URL がインデックスされていたとします。
そんな場合には、リンクしているページを参照元ページで発見できるかもしれません。
必要に応じて、正しい URL でリンクするように修正します(もっとも、自分が管理していない外部サイトの場合は修正できないことのほうが多そうですが)。
ということで、URL 検査ツールの参照元ページは SEO に重大な影響をもたらすデータではありません。
通常は気にかける必要はありません。