Google Webmaster Centaral Blogが、SEOスパムとして報告を受けたサイトの取り扱いついての記事を公開しました。
ざっくりとした内容は次のようになります。
- スパムサイトを見つけたらスパムレポートから通報してください
- 分かりやすく説明してください
- スパム行為が認められたら適切に対処します
これはこれとしてそれなりに大切な事ですが、スパムサイト・スパム行為に対するGoogleの取り扱いについて知っておいたほうがいいだろう重要な情報をいくつか含んでいるので、抜き出して説明しておきます。
● 1か月に数回のインプレッションしかないようなサイトよりも、検索結果の1ページ目、2ページ目に定期的に表示されるサイトを優先的に調査する。
ユーザーに対する影響が大きい検索を優先的にチェックするということですね。
検索数の多いビッグキーワードほど頻繁にチェックするという話も聞いたことがあります。
● スパムレポートから寄せられた特定のサイトだけでなく、同じようなスパムを行っているサイトも認識して対処できるようにアルゴリズムを改良する。
同じ手口のサイトは、通報されなくても見つかってしまうということですね。
● スパム通報を受けた場合、すぐに削除したり別の処置を取ることが稀にある。
アクセスしただけでウィルスに感染してしまうとか、不正なソフトを強制的にダウンロードさせたりするような凶悪なサイトが検索結果に出てきてしまっているケースとかですかね。
● 自動生成ツールばかりでコンテンツを作ったサイトはスパムサイト
スパムサイトの一例として挙げられています。
他にはユーザーと検索エンジンに別のコンテンツを見せるクローキングやまったく異なるサイトへの不正なリダイレクトがあります。
自動生成ツールで作ったページといえばワードサラダですね。
ただ見分けられずにボリュームのある記事として評価してしまっているケースもあるようなので、もっと頑張ってほしいところです。
とはいっても、ウェブにゴミを残すような行為は絶対にやめましょう。
自動生成ツールによるSEOには、僕は強く反対します。
● スパムレポートから送られてきたサイトが本当にスパムかどうかを確かめる。
「このサイトは嫌いだから」という理由でスパムレポートを送信しても、スパムでないなら何もしません。
ライバルサイトをけ落とそうと目論んでも、悪いことをしていないのなら効果はないということですね。(笑)
● スパムとして通報を受けたやり口は、すでにアルゴリズムで適切に処置できていることもある。
たとえば隠しテキストやリンク交換は、もう無視されているもしれないそうです。
一生懸命に相互リンクしてもSEO目的の相互リンクだとばれていたら、ペナルティを受けないにしても、有効なリンクとしての評価対象からそのリンクは外されていることがあるということですね。
有料リンクも同じです。
ランキングアップにプラス効果のないリンクをお金を払って買っていることもあり得ます。
「Googleのガイドラインに違反しているから」というより、「無駄なお金を使っているかもしれないから」という理由で僕は有料リンクをすすめません。
リスクもありますしね。
買うなら絶対にバレないリンクを(爆)
影響を及ぼす範囲が大きい検索ほど優先的にチェックされるとか、効果があると思ってやっているSEOが実は裏側では無効化されているかもしれないというのは、特に知っておいたほうがいいと僕は思いました。