「コツコツとSEOを実行して、ついに検索結果の1位に躍り出た」
さて、それではいったいどのくらいの割合でクリックされるのでしょう?
SERP1位のページは、検索数に対して何パーセントくらいのクリックを獲得できるのでしょうか?
こんな質問が、WebmasterWorldに投稿されました。
3年前にAOLから外部に出てしまったデータによると、検索結果1ページ目のCTRは次のようになっています。
1位:22.73%
2位:6.40%
3位:4.53%
4位:3.24%
5位:2.61%
6位:2.14%
7位:1.81%
8位:1.60%
9位:1.51%
10位:1.59%
48.16%は、SERPの1ページ目のどれかのウェブページをクリックします。
しかし46.38%は、どのページもクリックしません。
残りの5.46%は、2ページ目以降に進みます。
当然下に下がるにつれてクリック率は下がるのですが、面白いのは9位よりも10位のほうが、ほんの少しではあるけれど、クリック率が上がるという点です。
理由は分かりますか?
おそらく、わざわざクリックして次のページに進むのは面倒だなという(無意識的な)感覚や、10位の下にある空白スペースによって10位のほうが目立つからだと推測されます。
またデータの数値分布は、ジップの法則にも当てはまっていると言えそうだとのことです。
ただAOLのデータは参考にはなりますが、なにせ3年前の話です。
今は、SERPの形態が当時とは激変していますよね。
AdWordsのような検索連動広告の出稿数が確実に増加しているし、ユニバーサルサーチやサイトリンクも頻繁に目にするようになりました。
インデント結果の場合は、1位と2位の占める割合が極端に高くなるようです。
またTitleタグやmeta description(スニペット)の記述によっても、変わってくるでしょう。
さらに検索のタイプ、ボリューム、検索数、マーケット、検索結果数などさまざまな要因に作用されて幅広くなりそうなため、画一的な数値を出すのは難しそうです。
あるユーザーによれば、経験から10%から50%の間とのことです。
まれではあるけれど、60%から70%に達することもあるとか。
正確な数字は、サーチエンジン企業にしか分からないとうのが実情ではないでしょうか。