[レベル: 上級]
検索結果のプレビューを制御するための新しい robots meta タグが検索結果に反映され始めたようです。
数日後に導入を開始する予定だと Google は 1 週間前にアナウンスしていました。
検索結果に反映されていることを、 バカに毛が生えたブログさんが確認しています。
上の結果に出ている僕のブログ記事のスニペットはデフォルトの文字数です(デフォルトはクエリによっても文字数が変わる)。
一方、バカ毛さんのブログ記事のスニペットは極端に短くなっています(5文字制限とかやりすぎ😅)。
さて、この記事では、検索結果のスニペットの文字数を制御する max-snippet robots meta
タグと data-nosnippet
HTML 属性に関する補足情報を紹介します。
英語版オフィスアワーで、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏が言及した内容です。
強調スニペットの文字数にも影響する
max-snippet robots meta
タグで設定した文字数は、強調スニペットに引用されるテキストの文字数にも影響します。
強調スニペットは一定以上の文字数が必要です(最低文字数は言語によって異なると思われる)。
あまり短くしすぎると強調スニペットに引用されなくなる可能性があります。
逆に言えば、短くすれば強調スニペットへの引用を防ぐことができます。
またdata-nosnippet
HTML 属性でマークアップしたテキスト部分は、通常のスニペットに加えて強調スニペットにも引用されなくなります。
もし強調スニペット使われたくない部分があれば、この HTML 属性で囲むといいでしょう(もっともそれが影響して、強調スニペットに出なくなるという可能性も考えられますが)。
なお data-nosnippet
HTML 属性 はまだ導入されていません。
今年後半に導入予定です。
リッチリザルトには影響しない
max-snippet robots meta
タグも data-nosnippet
HTML 属性もリッチリザルトのスニペットには影響を与えません。
リッチリザルトのスニペットには構造化データで指定された情報が利用されます。
たとえば、max-snippet robots meta
タグで文字数を 10 文字にしても制限は適用されません。
Recipe 構造化データで構成している説明文 (description) が 50 文字であったしとしてもこちらが使われます。
ランキングには影響しない
data-nosnippet
HTML 属性で特定のテキストコンテンツを囲っていたとしても、ランキングには影響を与えません。
あくまでもその部分をスニペットとして表示させないという処理です。
インデックスから除外するということではありません。
スニペットには使われたくないというテキストがあるのなら、ランキングが下がることを不安に感じることなく利用できます。
繰り返しになりますが、data-nosnippet
HTML 属性は今年後半の導入予定です(もう後半ですが、11 月終わり頃もしくは 12 月に入ってからではないかと)。
新しい robots meta
タグと HTML 属性でスニペットを制御する必要がある人は、検索結果にどのように反映されているかを注意深く観察してください。