[レベル: 中級]
検索品質をどのように改善しているか、特に品質評価ガイドラインをどのように利用しているかについて Google の Danny Sullivan(ダニー・サリヴァン)氏がオフィシャルブログで解説しました。
Expertise(専門性)と Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)、いわゆる E-A-T を検索結果に出てきたページが備えているかどうかを評価者がどのように判断するかどうかをたとえ話を交えて説明しています。
イメージをつかみやすい説明なので、紹介します。
キャロットケーキの検索結果に出てくるページに求められる E-A-T
調査対象のクエリとして [carrot cake](キャロットケーキ)が与えられたと仮定した場合、検索結果に出てきたウェブページの E-A-T を品質評価者がどのようにして査定するかをサリヴァン氏は例に挙げています。
検索結果には次のようなサイトのページが含まれているかもしれません。
- レシピサイト
- 食べものの情報サイト
- 食品メーカー
- 個人ブログ
探している情報のニーズをウェブページが満たすかどうかを決定するために、評価者は次のようなことを考慮する場合があります。
- 調理の手順がどの程度わかりやすいか
- 視覚的な手順説明と写真やイラストなど画像の観点からどのくらい役に立つか
- 購入リストや人数を増やしたときに(材料の量を)計算する機能のような、そのほかにも役立にたつ特徴や特徴がサイトにあるか
コンテンツ作成者がそのテーマに関する専門知識があるかどうかを理解するために、オンラインでたとえば次のようなことを調査します。
- 料理の資格を持っているか、料理の経歴があるか
- ほかの食べもの関連サイトでも登場していたり紹介されていたりするか
- レシピサイトで高評価を得ているすばらしいコンテンツをほかに作成しているか
評価者はさらに深堀りして次のようなことについても問いかけることもあります。
- このページは信頼できるか
- 評判が良いサイト、著者にあるページか
コア アルゴリズムアップデートが実施されると、毎回と言っていいほど E-A-T が取り沙汰されます。
Discover の掲載にも E-A-T は影響します。
E-A-T は、検索アルゴリズムのランキング要因ではないので数値化するとはできません。
キャロットケーキを、自分のサイトのページがトピックにしているクエリに置き換えて考えてみてください。
E-A-T が高いとみなしてもらえるか質問を修正でるはずです。
評価者になったつもりで自分のサイトの E-A-T を査定して、品質改善に利用してみましょう。
最後に付け足しになりますが、『品質評価ガイドライン』に関して YouTube 動画で解説しました。
『品質評価ガイドライン』について詳しくない方はご視聴ください。
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