新Googleアナリティクスで500件以上のデータを表示・ダウンロードする方法

[対象: 中〜上級]

今日は、新しいバージョンのGoogleアナリティクスで500件以上(正確には501件以上)のデータを表示させる方法を説明します。

標準では最大で500行までしか表示できません。

Googleアナリティクスの表示行数選択

表示はともかくとして、すべてのデータを一括でダウンロードしたい要望があるはずです。

そんなときに役立つ方法です。

まず、表示する行数を25行(10行以外)に設定変更します。

変更後のURLの終わりに次の文字列があります。

rowCount%3D25

ここの「25」を取得したいデータの数に置き換えてEnterキーを押します(25ではない10以外の行数を指定した場合は、その指定した数値がURLに入っている)。

すると置き換えた数値の行数のデータを1ページに表示できます。

下のキャプチャは「rowCount%3D10000」に置き換えたときの状態です。

Googleアナリティクスで10000行を表示

10,000件表示になっていることがわかりますね。

表示させたすべてのデータをそのまま一括でダウンロードすることもできます。

最大で50,000件まで表示可能です。

以前のバージョンのGoogleアナリティクスではlimitパラメータを使って同じことができました。

ただページに表示されるデータ数は変化せずダウンロードしたデータが増えるだけでした。
見た目には変わりませんでした。

対して新しいGoogleアナリティクスでは表示上もすべてのデータが表示されます(多くしすると読み込みに時間がかかるかも)。

1月中に完全に新バージョンに移行するとアナウンスがあったものの依然として旧バージョンも使えます。
PDFエスポートやメールアラートなど移植が完了していない機能もあります。

とはいえ、いずれ近いうちに旧バージョンは使えなくなるでしょう。

まだ新バージョンに移っていないとしたらもう乗り換える時期です。

今日紹介した表示件数拡大の方法は、すでに新Googleアナリティクスを使っている人にとっては既知のことかもしれません。
でもまだ使っていないあるいは使い始めの人にとっては覚えておいてほしい便利なTIPSです。

マルチチャネル」や「ビジュアルフロー」、「リアルタイムレポート」など派手な機能が注目の新Googleアナリティクスですが、こんな地味な機能も大切ですね。