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不自然なリンクとしてGoogleにみなされ、警告の対象になっているリンクの調査方法をGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏がビデオで解説しました。
Matt Cutts氏がアドバイスしているのは次の2つの手段です。
- Googleウェブマスターツールの最新のリンクレポートを見る
- メールに記載してある不自然リンクの例をヒントにする
ウェブマスターツールには最新のリンクをダウンロードするオプションがしばらく前に実装されました。
このデータをもとに問題になっているリンクを見つけ出して除去します。
これは以前から言われてきたことですね。
ただ問題になっているリンクがどれなのかを突き止める作業が大変なわけで、Matt Cutts氏のアドバイスは僕たちにとって、もはやさほど有用ではありません。
少しでも怪しいと判断したリンクを片っぱしから削除したにもかかわらず、まだ残っているという不合格通知が来るからみんな途方に暮れているわけですよね。
なお先週から発生しているトップページへの被リンクがレポートに出てこないという不具合は、この記事を公開する時点では「解決済み」マークは公式にはまだ付いていませんが、直ったようです。
2つ目は、問題となっているリンクの具体例を不合格の通知に記載してくるものです。
新しい取り組みで日本でも確認できましたね。
一部のサイトを対象に試験的に行なっているものですが対象範囲を広げているようです。
ただし問題となっている不自然なリンクをすべて列挙するということではなくて、2つ3つサンプルを教えてくれるだけです。
完全な一覧ではありません。
さらにたちの悪いことに、ウェブマスターツールはおろかサードパーティ製のバックリンク調査ツールにも現れないリンクを指摘してくることがあるようです。
GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏によるGoogle+のハングアウトで参加者から質問が出ていました。
Matt Cutts氏にしてもJohn Mueller氏にしても、不合格通知の返信のなかで教えられたサンプルをヒントにして依然として問題となっている不自然リンクの“パターン”を見つけ出すようにと指示しています。
「これは大丈夫だろう」と削除対象から除外していたリンクや見過ごしていたリンクを見つけ出しなさいということでしょう。
ちなみにJohn Mueller氏の説明を聞くと、Googleが内部的に認識している不自然リンクがあるようですね。
そしてそれはGoogleウェブマスターツールには出てこないことがあると。
一時期ほどの激しさはなくなったものの不自然リンク警告は今でも確実に送られてきます。
そして一向に解除されないサイトも残っています。
ウェブマスターツールのバックリンクレポートとメールで教えてくれる不自然リンクのサンプルを頼りにして削除対象のリンクを見つけ出し、引き続き除去に取り組むしかなさそうです。