自社ビジネスとGoogle検索で成功するトップレベルドメインの選び方

[レベル: 中級]

Search Off the Record ポッドキャストのエピソード 62 では、ドメイン名とトップレベルドメイン (TLD) の選び方について、John Mueller(ジョン・ミューラー)氏と Gary Illyes(ゲイリー・イリース)氏、Martin Splitt(スプリット)氏の 3 人がディスカッションしました。

この記事では、主なポイントをまとめます。

適切なドメイン名を選ぶために考慮すべきこと

  • .com などの gTLD は、検索エンジンでは同等に扱われる。ccTLD は、その国ではランキングを上げる効果が少しだけあるが、大きな SEO 効果ではない
  • スパムが集まりやすい最も安価な TLD は避けた方がいい。とはいえ、高価なドメインが必ずしも SEO に良いわけではない
  • archive.org を使用して、購入前に期限切れドメインの履歴を調べ、過去に不適切な使われ方をしていなかったか確認する
  • ドメイン名にキーワードを入れることは、直接ランキングを上げることにはつながらないが、クリック率の改善に役立つことがある。キーワードよりもブランドイメージをドメイン名では優先する。
  • www ありと www なしのどちらかを選び、もう一方はリダイレクト設定することを勧める。両方が機能することでユーザーの混乱を避けられる。
  • モバイル向けサイトには m.mysite.com のようなサブドメインは勧めない。代わりに、mysite.com/mobile のようなサブディレクトリを使用する。
  • 「coming soon」(まもなく公開)のような準備ページを使うと、検索結果から除外される可能性がある。サイトが準備できるまでアクセスできない状態のままにしておく。
  • blog.mysite.com のようなサブドメインと、mysite.com/blog のようなサブドメインとサブディレクトリの違いについては、別のエピソードで取り上げる。

全般的に言って、ドメイン名の選択は、SEO よりもブランディングとマーケティング、ユーザーエクスペリエンスの問題であり、コンテンツ自体がランキングに最も重要だとゲイリーはまとめていました。

ビジネス名やプロダクト・サービス名を認知してもらうためにもドメイン名は大きな役割を果たします。
ブランド名変更しない限りは長く使うものです。
新たにドメイン名を取得するときには、Google 社員のアドバイスを参考にしましょう。