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WebmasterWorldでフォーラム管理者のtedsterが、彼が実践しているアンカーテキストの使い方についてコメントしました。
僕たちにとってとても参考になる情報なので紹介します。
完全一致のアンカーテキストをいつも敬遠するというわけではないが、だからといって意図的に完全一致にするということもしない。その代わりに、文脈とそのリンクの目的、アンカーテキストが訪問者にどんなふうに読まれるかを考慮に入れている。
どんなリンクであってもユーザーにクリックさせることが私の目的だ。したがってクリックを誘うようにアンカーテキスト(とその周囲のテキスト)を私は書いている。
検索結果に現れるページのtitleタグにも同じようなことが言えると知っている。非常にさまざまなコンテキストのなかでtitleタグがどのくらい気を引くことができるかを気にかけている。
すべては厳格に技術的というよりももっとずっと技巧的なものだ。しかし発見できる、関連性を示すありとあらゆるシグナルを1つの検索結果にまとめてくれることを今日の検索エンジンに私は任せている。
そんなわけで、ライティングの決定事項に「周囲のテキスト」を含めたのだ。周囲のテキストも、対象となるページにリンクが与える影響の一部になっている。そしてユーザーをクリックに導くのにも周囲のテキストは明らかに重要だ。
もともとはペンギン・アップデートのリカバリ方法について始まったスレッドのなかでの発言になります。
ペンギン・アップデートでは、完全一致ばかりのキーワードだとSEOスパムとして判断されてしまうことがあるためです。
しかしペンギンを抜きにしてもtedsterの考えは見習いたい方法だと言えます。
一昔前は、アンカーテキストは狙ったキーワードにすることが鉄則でした。
その後、バリエーションを持たせて分散させたりあるいはブランドキーワードを含めたりしたほうがいいと言われるようになりました。
どれもアルゴリズムを追いかける“テクニック的”な手法になりますよね。
思い起こせば、僕もこういうテクニックを勧めてきたのも事実です。
ですがtedsterは、“ユーザーがクリックしたくなる”アンカーテキストを常に考えています。
ランキングを上げることも大切ですが、リンクの本来の目的はユーザーがクリックしてリンク先のページに訪問することですよね。
そう考えれば、そこにリンクが存在する理由があってユーザーがクリックしたくなるのであればどんなアンカーテキストが適切かは自ずと導き出せるのではないでしょうか。
ユーザーのクリックにもっとも高い優先度を置いたうえで、完全一致がいいのか、「詳細はこちら」がいいのか、URLがいいのか、サイト名がいいのかをワードだけで決めず前後の文脈から判断すればいいのです。
「最適なアンカーテキストは“ユーザーがクリックする”アンカーテキストである」が今日のまとめです。