昨日、『第1回“実践Google Analytics”実力アップセミナー』を受講してきました。
機能が豊富すぎて使いこなせていないGoogle Analyticsなので、かなり期待して臨みました。
しかし、主催者には申し訳ないのですが、正直言って「お金を払ってこの程度なの?」が率直な感想。
「Webビジネスを成功に導くGA活用法 & 最新機能の徹底解説」が、セミナーのサブタイトルです。
「最新機能の徹底解説」はまあまあそれでも納得いきますが、「GA活用法」は微妙ですね。
焦点がぼやけていて、結局何を何に活用できるかがしっくりきませんでした。
有料セミナーなので、内容の詳細の公開は控えますが、新しく知ったいくつかの情報をシェアしたいと思います。
まず、今年の3月に公開された「ベンチマーク」についてです。
ベンチマークでは、自分のサイトを同カテゴリのサイトと比較できます(指定すれば別カテゴリとの比較も可能)。
このカテゴリがどのように作成されているかというと、同じようなテーマのサイトが「100」サイト見つかると、新しいカテゴリが登場するそうです。
何を基準にカテゴリを分類しているかは、日本サイドでは分からないと言ってました。
Googleはサイトをテーマ分けしていると言われています。
Google SEOの「関連性のあるサイトからのリンクの評価が高い」、このときの「関連性」をどうやって判断しているのかを知る手がかりになるかと期待したのですが、回答は得られませんでした。
残念。
サイトの規模は、大中小の3段階で分けているそうです。
国や言語では(多少は加味しているかもしれませんが)、区別はしていないとのこと。
やはり今のところは、ざっくりとした比較しかできないようですね。
今年リリースされた数々の新機能の中で、いちばんインパクトがあったのは「Motion Chart(日本語ではモーショングラフ?)」です。
データを、横軸・縦軸・色・大きさ・時間など多次元で表現したグラフで分析できます。
上はモーショングラフのキャプチャ画像ですが、静止画像や言葉で説明は不可能です。
スライドバーを動かすと、リアルタイムに結果が変化していきます。
使ってみないと、絶対に分からないです。
ただ、どのデータをどのように分析するかが分かっていないと、宝の持ち腐れで「楽しい」だけで終わってしまいそうです。
でも、大小を問わず利益活動を行っているサイト運営者にとっては、ぜひ使いこなしたい分析機能であることは間違いありません。
なおモーショングラフは、日本語にはまだローカライズされていません。
言語が「US English」に設定されているときだけ利用できます。
最後は、もっとも参考になったGoogle内部の情報です。
【Q】Googleは、こんなにすばらしいアクセス解析ツールをどうして無料で公開しているのですか? 小杉さん(セミナーでプレゼンしてくださったGoogleのアナリティクススペシャリスト)のお給料は、どこから出てくるんですか?
【A】AdWordsです。ですので、みなさんAdWordsを使ってください。
会場、爆笑。(笑)
冒頭でセミナーの辛口評価をしましたが、参加してよかったと感じています。
Googleの小杉様、個別質問に丁寧にお答えいただきありがとうございます。
この場を借りてお礼申し上げます。
AdWordsには、給料の元になるお金を払ってます。w
って・・・、読んでいるはずはないと思いますが。ww