11月13日の太平洋標準時間10:00AMから、Googleが”Holiday Webmaster Webinar“と題して、ウェブマスター向けにウェビナー(オンラインセミナー)を開催しました。
日本では、翌日土曜日の早朝でしたが僕はこの時間には起きているので、事前登録して参加してみました。
セミナー自体はビギナー向けでたいしたことなかったのですが、その後のQ&AはGoogleの社員に直接質問ができて、とても有意義でした。
ただ失敗したのは、終了後にスライドやチャットの内容を保存できると思っていたのに、時間が来たら突然ズバッと切断されて、貴重な情報を残せなかったのです(日本のAdWordsセミナーにはよく参加していて、こちらは後からスライドが見れるし、チャットはPCに自動的に保存されるんです)。
最初の部分だけは、スライドをスクリーンショットに撮りました。
初めに言ったように、初級レベルの内容で、SERPの味方の説明やら、Googleウェブマスターツールの紹介やらで、プレゼンテーションでは大きな収穫はありませんでした。
しいて言えば、GoogleはJavascriptやFLASHを読めるようになってはいるけれど、まだ完全ではないから、やっぱりテキストを使った方がいいというのが再認識できたことでしょうか。
ところが、前半のプレゼンとは違って、後半のQ&Aタイムはおおいに興奮しました。
自由に質問ができて、Google社員が答えを返してくれるのです。
Skypeでトールフリーナンバーに電話をかけて直接話すこともできたけれど、こちらはパスして、チャットで質問を送信しました。
参加者が一斉に質問を送り、それに対して答えが返ってくるので、自分の質問、他の参加者の質問、それに対する答えが入り乱れて大変でした。
それでも、いくつかの質問に対しては回答を得ることができました。
メモに残せなかったので、記憶に残っている部分だけシェアますね。
1.Google Caffeineについて
先日、間もなく1つのDCだけで本導入を始めると発表がありました。
これはGoogle.comだけの話なのか、日本のGoogle.co.jpはどうなるのか尋ねました。
Adam Lasnik(アダム・ラズニック)氏から答えが返ってきました。
Caffeineはインターナショナルで展開するから、日本でも同時期に導入が始まるだろうとのことです。
2.site:コマンドについて
site:コマンドが、不正確なデータを返すのはなぜなのか尋ねました。
たしか、これもAdam Lasnik氏が答えてくれたと記憶しています。
Googleウェブマスターツールを使えとのことでした。
link:コマンドがサンプルのバックリンクしか返さないのと同じように、site:コマンドも自分が管理していないサイトに対しては、データを隠すようにしているようなニュアンスでした。
3.ユニバーサルサーチのビデオ結果について
検索結果に出るビデオの数がますます増えてきたけれど、Googleはビデオにウェイトを置くようになってきたのか、質問しました。
Googleがウェイトを置くようになったのではなく、ユーザーがウェイトを置くようになったからだとのことでした。
ユーザーが求めているから、ビデオ結果が増えているということです。
「ニワトリが先か、タマゴが先か」のような気もしますね。(笑)
4.最初のアンカーテキストだけを評価する現象について
Googleは1つのページに同一URLに向けたリンクが複数現れる場合、最初のリンクだけを評価するけれど、これは今でも続いているのかと聞きました。
この質問に対しては、他のブログを読めとはぐらかされてしまいました。
質問を続けましたが、答えてもらえなかったか、答えの発言を見つけられなかったかのどちらかで、明確な回答は得られずです。
5.期限切れドメインについて
Googleは、期限切れドメインを取得して所有者が変わった場合、それまでの履歴をリセットすることがあるとコメントしていますが、どのような条件でリセットされるのか尋ねました。
回答は、「ここではブラックハットの質問はしないように」でした。(笑)
残念。
他にも、GoogleツールバーのPageRankは残し続けるのか、GoogleウェブマスターツールでサイトリンクのURLの変更やテキストの編集はできるようにならないのか質問しましたが、これらも答えてもらえなかったか、答えが埋もれてしまったかのどちらかで、未回収です。
他のウェブマスターとのQ&Aも、役立ちそうなものがあるのが目に入って、分かっていました。
すべてのやり取りを、コピーしておかなかったことが悔やまれます。
次回参加するときは、事前に質問を整理しておいて、やり取りをこまめにコピーしておこうと思います。
でも貴重な体験ができました。
【UPDATE】
Adam Lansnik氏にチャットのトランスクリプトを公開する予定があるか、Twitterで尋ねたところ、一部または全部をブログにアップするつもりだとの返事をもらいました。