[対象: 増加]
Mozが提供する検索結果調査ツールのMozCastのデータによると、In-depth articlesとアンサーボックスが出現する検索結果が米Google (google.com)で増えたようです。
In-depth articlesの出現率が増加
In-depth articlesは、特定のテーマについて深く掘り下げた詳細な記事を通常のウェブ検索とは別枠で検索結果に表示する機能です。
2013年08月に米国で導入されました。
Mozによれば、調査対象のクエリの12.7%に表示されていたIn-depth articlesが16.6%に増えたとのことです(31%の増加率)。
米国での開始以来、In-depth articlesが表示される検索結果は増え続けています。
対象国も、英国をはじめ、いつのまにか英国や豪州、カナダなど他の英語圏のGoogleに拡大していました。
10個のウェブ検索の下にIn-depth articlesは通常は表示されますが、なかに挿入されることも時にあります。
また、標準では3つの記事が表示されています。
「More in-depth articles」のリンクでさらに多くの記事を表示できるようにもなりました。
こうしたIn-depth articlesの発展は、ユーザーの反応が良い証拠ではないでしょうか。
日本への導入も可能性あり?
外れると格好悪いのであまり予想はしたくないのですが、In-depth articlesの日本への導入も近いのではないかと僕は考えています。
出現率の増加や、英語圏とはいえ対象国の拡大などもそうですし、日本語のヘルプができあがっているのがそう考えるいちばんの理由です。
“In-depth articles”は“詳細な記事”と訳されています。
導入の予定がまったくないのにヘルプだけが日本語化されるのは、ちょっと考えづらいですよね。
“詳細な記事”が日本でも開始されれば、1ページ目に表示されることで検索トラフィック増加の恩恵を受けるサイトが出てきます。
アンサーボックスの出現率が増加
In-depth articlesとほぼ同じタイミングで、アンサーボックスが出現するクエリの率の増加もMozCastのデータは示しています(ちなみに、先日のパンダアップデート更新とも同じタイミング)。
MozCastは米Googleでのデータになりますが、日本語でもアンサーボックスが増えてきたように感じます。
特に、「〜とは」検索で表示されるケースを以前よりも頻繁に目にします(下のキャプチャの「SEOとは」のアンサーボックスは以前から出ていた)。
アンサーボックスによって検索からのアクセスを奪われると危惧するサイト管理者もいます。
しかし検索ユーザーの立場に立てば、その場で知りたい情報が手に入ることも多いアンサーボックスは便利な機能です。
その表示機会をGoogleが増やしても不思議はありません。
ということで、検索トラフィックにも影響するかもしれない、In-depth articlesとアンサーボックスの出現増加に関する最新情報をこの記事ではお伝えしました。