Stone Temple ConsultingのEric Enge氏が、GoogleのMaile Ohyeにインタビューを行いました。
Maile Ohyeさんは、Googleウェブマスターツールを管理するGoogle Webmaster Centralチームで働いています。
さまざまなテーマについてQ&Aが進められています。
その中で、個人的に役に立ったものをかいつまんで説明します。
●サイトマップ送信について
Googleウェブマスターツールでサイトマップ(XML Sitemap)を送信することは、GoogleのURL発見の手助けにはなりますが、インデックスの促進を保障するものではありません。
このブログでも以前記事にしましたが、サイトマップによるインデックス効果に過度な期待は禁物ですね。
サイトマップには、RSSフィードを指定することもできます。
RSSフィードには、最新のURLが記載されるため「QDF(Query Deserves Freshness)」に対して有利なのではないかという問いに対しては、関係ないとのことです。
一方、ウェブマスターツールで設定できるクロール頻度を「高速」に設定することは、インデックス促進の効果が期待できます。
※「高速]」オプションは、選択できない場合もあります。
●スパムレポートについて
Googleウェブマスターツールで、スパムレポートを送信することができます。
今までは報告しても行ったきりで、本当に届いているのかどうか分かりませんでした。
現在は、受け取ったという確認通知が返ってきます。
●有料リンクについて
Googleウェブマスターツールから報告された有料リンクは、PageRankを渡さないように処置が取られます。
有料リンクの検知は、発見したウェブマスターからの密告によるところが大きいんでしょうかね。
●サイトリンクのブロック
ウェブマスターツールでサイトリンクに表示されるリンクを、ブロックして非表示にできます。
あるサイトリンクをブロックすると、新たに別のサイトリンクが表示されるのかというと、されないだとろうということです。
となると、変なリンクが出ていても、もったいなくて消せないです。(笑)
●Flash内のリンク
Googleは、Flashもインデックスできるようになりました。
Flash内に出てくるリンクも、きちんとPageRankを渡します。
適切な使い方をすれば、Flashはユーザーに対する効果もSEOに対する効果も発揮できそうです。
Eric Enge氏のサーチエンジン企業の社員とのインタビューは、いつも有益な情報にあふれていてとても役立ちます。
今回もそうでしたね。
P.S.
今回登場したMaile Ohyeさんは、日本人(日系)の女性でしょうか。
「おおえ まりえ」さん、ですよね。
調べたけど分かりませんでした。
彼女がGoogleのプライバシー問題について説明したビデオがYouTubeにアップされています。
英語の発音はネイティブっぽいですが、インタビューの中での英語は、難しい単語や表現はほとんどなく、比較的平易なので、生粋のネイティブでない気もします。