Googleの次世代の検索インフラストラクチャ、“Google Caffeine(グーグル・カフェイン)”がテスト公開されてから、2か月が経過しようとしています。
GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、9月18日の時点ではまだ正式に導入されていないとコメントしました。
しかし、WebmaserWorldのスレッドを見ると全面的にではないにせよ、徐々に本当のGoogle検索に入り込んでいるようだとの見解が目立ちます。
もっとも、通常の検索とカフェインの検索は合致してはおらず、まだ正式には導入されていないと否定するコメントも出ていることも事実です。
いずれにしても、カフェインの正式導入は、あるタイミングで現行のシステムと一気に入れ替わるものではないようです。
ユーザーに変化を意識させないように継ぎ目なく、シームレスに実行されると予想されます。
ひょっとすると一部の検索あるいはデータセンターでは、カフェインに置き換わっているのかもしれません。
カフェインの置き換わりによるものなのか断定はできませんが、検索結果からトップページが消滅するというレポートも、WebmastaWorldで多数報告されています。
トップページがずっと下に追いやられ、代わりに内部ページが主要キーワードでSERPに出てくることもあるのです。
調べてみるとカフェインでの検索では、確かにトップページが検索から消えているのです。
したがって、通常の検索に反映されているのではないかとの推測が出ています。
もっとも原因は特定できていません。
トップページが消えるといえば、Yahoo!が悪名高いのですが、Googleのカフェインでも同様の現象に見舞われることがあるのかもしれません。
Googleのアナウンスによれば、検索インフラがカフェインに置き換わっても、目立った検索順位の変化は発生しないとのことです。
しかし、これは大局的な視野から見た結果であって、個々を見てみれば大きな順位の入れ替えが発生している検索があることもありえます。
カフェイン検索で、今よりも順位が下がっていたり、あるいはもっと悪いことにトップページが吹っ飛んでいたりしたら、正式な検索結果として受け入れざるを得ない日が、近いうちに訪れるかもしれません。
逆に、カフェイン検索で今よりも好成績を収めているようなら、正式導入が1日でも早く訪れるよう、楽しみに待ちたいものです。
Google Caffeineの日本版(言語が日本語/検索国が日本)は、こちらから検索できます。
現行のSERPと比較してみてください。
http://www2.sandbox.google.com/webhp?hl=ja&gl=jp