[レベル: 中級]
商品リッチリザルト用の構造化データは不動産に設定できるのでしょうか?
2023 年 8 月の英語版 Google SEO office hours で取り上げられた質問です。
John Mueller(ジョン・ミューラー)氏が回答しました。
不動産は商品リッチリザルトの対象外
ミューラー氏の回答は次のとおりです。
この点についてチームと確認した。Google ショッピングに関しては、サポート対象外のコンテンツに関する Merchant Center のヘルプ記事を見ると、不動産などの動かすことのできない物件はサポート対象外と記載されている。
実際の運用では、このようなケースでは(構造化データは)単に無視されることになる。不動産にプロダクト構造化データを使用することは乱用とは見なされないが効果もない。
おすすめするのは、検索結果で商品として表示できるものにプロダクト構造化データを使用するなど、見え方に効果のある構造化データを使用することだ。
ということで、商品リッチリザルトの構造化データで不動産をマークアップすることはできません。
正確に言えば、マークアップは可能ですが、検索結果にリッチリザルトは表示されないでしょう。
ショッピング広告の対象外の製品・サービス
ミューラー氏が示したのは、Merchant Center のヘルプ記事です。
広告掲載対象外のショッピング コンテンツを説明しています。
ショッピング広告のポリシーですが、ウェブ検索の商品リッチリザルトと共通ということなのでしょう。
ショッピング広告で禁止されているコンテンツは次のとおりです。
- チケット販売
- 乗り物
- 金融商品
- 電子書籍とデジタル書籍(オーディオブックを除く)
- 通貨
- オープンループのギフトカード
- サービス
- 不動産
- 定期請求
- 商品ソフトウェアによって処理される請求
📝すずきメモ:詳細はヘルプ記事で確認
オフィスアワーの質問にあった不動産も含まれています。
これらの商品とサービスは、ショッピング広告だけではなく商品リッチリザルトでも対象にならないようです。