[対象: 上級]
海外SEO情報ブログの読者のみなさん、新年あけましておめでとうございます。
今日から更新を再開します。
2013年もよろしくお願いします。
今年最初の記事はSearch Plus Your Worldに関するトピックです。
Search Plus Your World(サーチ・プラス・ユア・ワールド、以下SPYW)が日本からでも、google.comを使って検索したときに適用されることを確認しました。
SPYWは、Google+と密接に連携したパーソナライズ検索です。
今のところ米Google (google.com) だけで導入されています。
SPYWの前提知識に乏しければこちらの投稿を先に読んでください。
- “Search plus Your World”とは 〜 Googleがパーソナライズ検索を加速させた
- SPYW (Search Plus Your World) によるGoogleのパーソナライズ検索がかなり強烈 from #PubCon Hawaii 2012(番外編)
下は僕が日本から確認した「Chrome」で検索した結果でのSPWYの様子です。
※クリックで拡大
およそ300のパーソナライズされた検索結果があることが「1」が指す場所に表示されています。
「2」がパーソナライズされた結果です。
僕がGoogle+のサークルに入れているGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏とJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏のGoogle+の投稿が表示されています。
タイトルの先頭にある人のアイコンがSPYWによってパーソナライズされたことを示しています。
検索結果ページの右上、「3」にはパーソナライズされていない状態の検索結果に切り替えるボタンが設置されています。
デフォルトでは「人」のアイコンが選択されていてパーソナライズ検索結果になっています。
「地球」のアイコンに切り替えるとパーソナライズが無効になった状態の検索結果になります。
ちなみに右ペインに大きく表示されているGoogle Chromeの画像はGoogle ChromeのGoogle+ページを表します。
Google+での最新の投稿も出ています。
これはSPWYとはまた別の機能になります。
キャプチャしていませんが、ユニバーサル検索として出てくる画像もGoogle+のサークルに入れているユーザーが投稿した画像が多く含まれていたし、限定で公開したGoogle+の(自分の)投稿も検索結果には出てきていて、SPWYによるパーソナライズの影響は依然として大きなものでした。
【UPDATE】
下のキャプチャは、Search Plus Your Wolrdのパーソナライズによって表示されたユニバーサル検索の画像です。
でもパーソナライズを示す「人」アイコンの色が青から灰色になっていて見た目には控えめになっています。
よく見ないと気付かないほどでした。
ところがこの記事を公開する時点では僕の環境ではSPWYをもう見ることができなくなっています。
去年の年末に数日間に渡って体験しました。
テストだったのでしょうか。
【UPDATE】
1月8日時点で再び見えるようになっています
google.comを利用したとしてもSPYWが米国以外で利用可能になったという話は僕は聞いていません(もっとも去年SMX参加で英国に行ったときには使えたのですが)。
Googleヘルプフォーラムのイベントに1ヶ月前に参加した際にウェブ検索チームのかたに日本でのSPYWの導入はどうなのか質問したところ、「解決すべき問題がいろいろあってね」ということでした。
ただすぐの導入はないのかというとそういうことでもなく問題が解決できればあっさり導入されるようなトーンを僕は感じました。
日本への導入が当面なさそうな雰囲気だった著者情報やパンダアップデート、ナレッジグラフが意表を突くかのように始まったように、です。
米GoogleのサーチクオリティチームのトップのAmit Singhal(アミット・シンガル)氏は昨年の8月にSPYWの展開をひとまずスピードダウンするような発言をしています。
SPWYの展開にはGoogle+の普及が必要不可欠です。
昨年暮れのGoogle+コミュニティの開始などGoogle+には楽しめるサービスも次々と登場しています。
Google+はGoogleが特に力を入れているプロダクトなはずで、それと密接に連携するSearch Plus Your Worldが今年はどんな発展を遂げるか(あるいは見限られるかw)注目しましょう。