企業情報の構造化データはサイト内のどのページに追加すべきか?

[レベル: 中級]

名称や所在地など企業の情報を表す構造化データはサイト内のどのページに追加すべきなのでしょうか?

トップページでしょうか?
会社案内ページでしょうか?
それとも、すべてのページにマークアップしたほうがいいのでしょうか?

結論を言うと、どのページでも問題にはなりません。
あなたが適切と考えるページに追加することができます。

Oganization の構造化データ

企業情報の構造化データはサイト内のどのページに設置してもよい

組織・企業の構造化データ(Organization とそのサブタイプ)はどのページに追加すべきなのかという質問が英語版オフィスアワーで取り上げられました。

Google の Matin Splitt(マーティン・スプリット)氏は次のように返答しています。

どのページに設置してもたいした問題にはならないと思う。すべてのページに設置しないということのほうが、もっと大事なようにも思える。

サイトにもよるんじゃないだろうか。ニュースサイトなら問い合わせページや会社案内ページとかそういうページが合っていそうだし、ショップやレストランのウェブサイトならきっとトップページがいいんじゃないかな。

「トップページかな? わからないな」と最初はコメントした John Mueller(ジョン・ミューラー)氏ですが、スプリット氏のあとにこう続けます。

このケースなら、トップページでも問い合わせページでもサイトのどこかで見つけられればよくて、どのページかはそんなに重要なことではないとも思う。別のページで見つけたからといって、Google 側で何かが変わるわけではない。

このページでなければならないという決まりはありません。
適切と判断したページに追加できます。
まして、全ページに追加する必要はまったくありません(全ページでも大きな問題にはならないだろうけれど意味はない)。

レビューは 1 ページだけに追加

ただし、レビューに関しては1ページだけに設定するようにとミューラー氏は特に念を押しています。

会社に対する Review のマークアップをすべてのページに追加しているサイトがときどきある。検索結果に表示されたサイト内の全ページにスターマーク★を表示させたいんだろうが、Google にとっては良くないことだ。だけど、たとえば問い合わせページだけにマークアップするなら問題だとは思わない。

どのページが検索結果に出たとしても、同じ “★★★★★” のレビューリッチリザルトが必ず表示されているとしたら不自然ですね。
ユーザーの役に立つとも思えません。

ミューラー氏は、問い合わせページを例に出しましたが、トップページか会社案内ページがふさわしいかなと僕は思います。