Google、ジャーニー機能をChromeに追加。関連する一連のウェブ閲覧をグループ化して履歴表示

[レベル: 上級]

Google Chrome で Journeys(ジャーニー)という機能が利用できるようになりました。
ジャーニーは、関連する一連のウェブ閲覧をグループ化して履歴表示する機能です。

関連するウェブ閲覧をグループ化

ジャーニーは、Chrome の [履歴] メニューに追加された項目です。
一連のウェブ閲覧をまとめて履歴表示してくれます。

Chrome のジャーニー 📝オーツミルクとライスミルクのことを僕が過去に調べたときのウェブ閲覧をグループ化して表示してくれた

ジャーニーのメリットは、以前に途中で中断してしまった探しものを再開できることです。
関連行動がまとまっているので以前の続きから始められます。
気になるページも簡単に見つけられるので、「あのページはどこだったっけ?」ともどかしく思うことも減りそうです。

ジャーニーは、履歴メニューに加えてオムニボックス(Chrome の検索バー)でも機能します。

関連するワードをオムニボックスに入力すると “Resume your research”(検索を再開)という項目が出てきてそれをクリックすると、過去に訪問した関連ページをジャーニーで調べられます。

日本語で使うには試験機能を有効に

ジャーニーは、次の言語の Chrome で使えるようになっています。

  • 英語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • フランス語
  • イタリア語
  • オランダ語
  • ポルトガル語
  • トルコ語

日本語が含まれていません。
ですが、試験機能で有効にすれば日本語の Chrome でもジャーニーを利用できます。

chrome://flags で History Journeys (#history-journeys) を [Enebled] に設定します。

History Journeys

Chrome を再起動すると [履歴] でジャーニーが使えるようになっています。

History Journeys Omnibox Action (#history-journeys-omnibox-action) は、オムニボックスからジャーニーへアクセスする機能のようですが、こちらは有効にしても機能しません。
ジャーニーがデフォルトで有効になっている言語でもオムニボックスのジャーニーは機能していないようです。

Chrome ユーザーの視点としては、ジャーニーは便利な機能になりそうです。
時間がたった後でも以前の続きから検索を再開できます。

サイト管理者の視点としては、ユーザーのウェブ閲覧を増やしてくれるので再訪問や、続きの検索による新規トラフィックを期待できるかもしれません。