[レベル: 中級]
医療ナレッジパネルを英国 (google.co.uk) にも Google は導入しました。
病気やケガに関するクエリが検索されたとき、信頼できる正確な情報を提供するために医療・健康専用のナレッジパネルを Google は検索結果に表示します。
医療ナレッジパネルは、2015年2月に米国 (google.com) で最初に導入されました。
現在は、南米諸国やインドでも利用可能です。
英国では NHS が監修
米国の医療ナレッジパネルは Mayo Clinic(メイヨー・クリニック)の監修のもとに編集されています。
英国の医療ナレッジパネルは、National Health Service (NHS) が監修しています。
NHS は、英国の国営医療サービス事業です。
こちらは “measles”(はしか)の検索結果に出てきたナレッジパネルです。
はしかの概要を説明する [OVERVIEW] と、症状を説明する [SYMPTOMS]、治療法を説明する [TREATMENTS] の 3 つのタブがあります。
米国の医療ナレッジパネルはイラストが付いているのですが(このあとキャプチャを見せます)、英国のナレッジパネルは文字だけです。
殺風景というか密集しているような印象を僕は持ちました。
それでも、信頼できる正しい情報を検索結果で手にできるのは安心です。
米国の医療ナレッジパネルには専門家が追加
米国のナレッジパネルは情報がより充実しています。
先ほども触れたようにイラストが挿入されています。
最近、[SPECIALISTS] タブが追加されたようです。
[SPECIALISTS] タブからは、その病気・ケガの専門医を調べることができます。
いちばん上の “Pediatrician” は小児科医です。
一般的に、はしかは子供の時期にかかる病気ですね(大人もかかります)。
Pediatrician をタップ/クリックすると近くの小児科医を Google マップで探してくれます。
病気やケガで専門医に診てもらいたいときは便利そうです。
医療のナレッジパネルは、日本ではテストらしきものが確認されているもののいまだ導入には至っていません。
何度も繰り返すように、病気やケガに対しては信頼できる人物、組織による最新の情報であることが決定的に重要です。
日本での導入が待たれます。