Google Discover、通称“Google砲”の最適化には大きな画像が重要

[レベル: 中級]

Google 砲” とも呼ばれる Discover の最適化に有効な施策の 1 つは大きな画像です。
大きな画像を使用することで Discover に掲載されるチャンスが増え、かつユーザーエンゲージメントが向上します。

大きな画像の Discover

Discover 用にコンテンツを最適化する

Discover に最適化する方法を、なんと Google がヘルプ記事で解説していました。

Discover コンテンツのランキングとパフォーマンスを向上させるには次の 2 つが重要とのことです。

  1. ユーザーの関心を引くと思われる内容のコンテンツを投稿する
  2. コンテンツに高画質の画像を使用する

1つ目は Discover に限ったことではありません。
僕たちが常に取り組んでいることです。

注目したいのは2つ目です。
ヘルプ記事によれば、Discover カードにサムネイル画像ではなく、大きな画像が表示されると次のような成果が出ることが確認されているそうです。

  • サイトのクリック率が 5% ⬆
  • ページの閲覧時間が 3% ⬆
  • ユーザー満足度が 3% ⬆

Discover で大きな画像を表示するために Google は次を指示しています。

  • 高画質でサイズの大きい画像(幅が 1,200 ピクセル以上)を使用します。
  • この高画質の画像をユーザーに表示する権利が Google にあることを保証します。そのためには、AMP を使用するか、large-image-optin@google.com にメールを送信して、Google のオプトイン プログラムへの参加を申し込む必要があります。

1つ目は問題ないでしょう。
画像サイズの幅が 1,200 ピクセルに満たないときは Letter Box で補正できます。

2つ目が少し分かりづらいかもしれません。

記事中の画像を Discover に掲載してもいいですよという許可を Google に与える必要があるということです(著作権の問題ですかね?)。
許可していることを示すためには、2つの手段があります。

  • AMP 対応する
  • Google のオプトイン プログラムへの参加を申し込む

「AMP 対応する」には、おそらく AMP 用の構造化データ (Article) を追加することが含まれていると考えます。
構造化データは要件ではありません。(有効な)AMP ページであればそれで十分です。

AMP 対応していない場合は、large-image-optin@google.com にメールしてプログラム参加を申し込めるようです。
【UPDATE】フォームから申請します。

現状では、小さな画像であっても、またオプトインしていなくても Discover には掲載されます。
ですが Discover の掲載チャンスを増やしエンゲージメントを向上させるには、幅が 1,200 px 以上の大きな画像を使用し、さらに理想としては AMP 対応しておくと良さそうです。