今日は、Google AdWordsの品質スコアをあげるために簡単に導入できる方法を、GoogleグループでのAdWordsPro Sarahさんの投稿をヒントにしつつ、説明します。
やることはいたってシンプルです。
パフォーマンスが低いキーワードを削除または停止するだけです。
「パフォーマンスが低いキーワード」とは、具体的には、インプレッションがあるのにほとんどクリックされない、つまりCTRが極端に低いキーワードです。
品質スコアには、キーワードレベルの品質スコアと、アカウントレベルの品質スコアがあります。
品質スコアの低いキーワードが多いと、アカウントレベルの品質スコアが下がり、結果として他のキーワードの品質スコアにも伝播して悪影響を及ぼします。
アカウント内に品質スコアのよくないキーワードがあるかどうかチェックして、あれば削除/停止しましょう。
実行する際の注意点です。
検索数の少ないキーワードを“大量”に購入する「ロングテール戦略」を取り入れて、キャンペーンを走らせている広告主も多いはずです。
ロングテールキーワードは、一般的にインプレッション数が非常に少ないものです。
結果として、クリック数も少ないことが往々にしてあります。
インプレッション数がたったの10回くらいで品質スコアの悪いキーワードが、1つ2つあったとしても、それはアカウントレベルの品質スコアを低下させる問題にはなりません。
なぜなら、キーワードレベルの品質スコアがアカウントレベルに与える影響は、インプレッション回数に比例するからです。
しかしながら、ということは、表示回数がとても少ないキーワードであっても、100個、200個と積み重なれば、“塵も積もれば・・・”となり、障害になってきます。
少ないアクセスを拾うはずのロングテール戦略もクリックされないなら、逆効果にもなりえます。
また、インプレッションが多いのにクリックされないキーワードは、ひょっとしたら広告がそのキーワードにマッチしていないのかもしれません。
そのキーワードが本当に自分の提供する商品やサービスにふさわしいのか再考した上で、キーワードを切り出して、別の広告グループを作成します。
新しく作成した広告グループで、切り出した、CTRが低いキーワードに対してよりマッチした広告を作成することで、成果をあげることができる場合も多いです。
年末はまだ先ですが、AdWordsアカウントの大掃除は定期的に行ってみましょう。
余計なキーワードが減ることで、管理画面もすっきりして見やすくなりますよ。