[レベル: 中級]
Fetch as Google 実行後にリクエストできる URL の再クロールとインデックス再登録の上限数を Google は変更しました。
個別URLは1日10件まで、全URLは1日2件まで
Fetch as Google を実行した URL だけを対象にした [この URL のみをクロールする] は、30 日間に 500 件まで URL を送信できました。
また、Fetch as Google を実行した URL に加えてそのページから 直接リンクしているすべてのページの URL を対象にする [この URL と直接リンクをクロールする] は、 30 日間に 10 件まで送信できました。
この制限が次のように変わりました。
- この URL のみをクロールする: 1 日につき 10 件まで
- この URL と直接リンクをクロールする: 1 日につき 2 件まで
この記事を書いている時点では、日本語のヘルプ記事は以前のままですがオリジナルとなる英語のヘルプ記事が更新されています。
近いうちに日本語ヘルプにも更新が入るはずです。
SEO に大きな支障なし
単純計算で、個別 URL の「30 日間に 500 件まで」は「30 日間に 300 件まで」に変わりました。
大きな減少と言えるでしょう。
一方で、全 URL は「30 日間に 10 件まで」が「30 日間に 60 件」と増えた考えることもできます。
いずれにしても、僕たちの SEO に大きな影響はないでしょう。
インデックス登録リクエストは日々利用する機能ではありません。
新しい記事を公開するたびに必ずインデックス送信したり、更新もしていないのにクロールさせようと定期的にインデックス送信したりする人もいるようですが、はっきり言えば無駄な作業です。
Fetch as Google は手動実行になります。
自動化できるサイトマップ送信で新規記事の公開は通常は間に合います(RSS フィードの送信がより適している)。
既存のページの更新は、<lastmod>
を指定したサイトマップを送信すれば優先的に再クロールしてもらえます。
早急な再クロール・再インデックスを要求する Fetch as Google の URL 送信が毎日まいにち必要になるとは思いません。
もっとも、上限数が減ったことは知っておいたほうがいいでしょう。
インデックス送信を実行するときのダイアログボックスに上限数の説明が以前は書かれていたのですが、1週間ほど前に削除されました。