被リンクの評価基準には、さまざまな要因が関係していると思われます。
リンク元ページのPageRank、リンク元ドメインの信頼度、リンク周辺のコンテンツ、リンク元ページのTitleタグ、リンク元ページのキャッシュ日、リンクの存在期間、リンクのタイプ(メインコンテンツからか、サイドバーやフッターからか、コメントからか、.etc)などなど。
これらの要因の1つに「発リンクの数」も含まれているのも、ほぼ間違いないしょう。
1ページから50本の発リンクが張られているよりも、1本独占でリンクが張られているほうが、価値が高いと言えます。
WebmasterWorldのフォーラムアドミニストレータ、tedster氏が、Microsoftエンジニアのレクチャービデオを見ている最中に、非常に興味深い発言に気づきました。
links from authors who are very stingy outlinkers are more informative.
”発リンクをけちけちする著者からのリンクは、より情報の質が高い”
「発リンクの絶対数が少ないサイトからのリンクのほうがより価値がある」ということです。
非常にさりげないコメントだったようですが、誰もが知っていて当然のことのように発したそうです。
めったに外部サイトにリンクを張らないサイトが、もしリンクを張ったとしたら、それだけの価値があるからこそ張ったわけです。
普段は財布の紐を固く締めてケチ臭くしているのに、ある特定のものに対しては値段を気にすることなくお金を使う人のようなものです。
毎日のランチを手作り弁当にして食費を抑えているOLさんが、ただのビニル鞄にしか見えない高級ブランドのバッグに、大金をつぎ込むような感じですね。(笑)
でも、彼女にとってその高級ブランドバッグは、食費を切り詰めてでも買う価値があるわけです。
話が変な方向にそれてしまいましたが、リンクも同じで、なかなかリンクを出そうとしないサイトからのリンクは、リンクするにふさわしい情報があるからこそリンクしているわけで、検索エンジンはそこまで見ているということになります。
ただし、これは立証された事実ではありません。
tedster氏は、個人的にはGoogleはすでにリンクを評価する要因として取り入れているかもしれないと感じつつも、今後は注意深く観察してみたいとコメントしています。
そして、他のフォーラムメンバーにどう思うか、意見を求めています。
PageRankの配分をより多く得るために、同じページからの発リンクが少ないほうがいいというのは、よく知られた事実です。
これに加えて、リンクそのものの価値を高めるために発リンクの総数が少ないほうがいいということが、もし事実だとすれば、僕たちも気にかけたほうがいいのかもしれませんね。