[レベル: 上級]
Google マップで作成した場所のリストをモバイル検索結果にカルーセル形式で掲載するテストを Google は展開しています。
Google マップ上のリスト
こちらは [ニューヨーク 観光スポット] のモバイル検索結果です。
「GOOGLE マップ上のリスト」というラベルでニューヨークの観光スポットがカルーセルの中に並んでいます。
カルーセルの中にあるのは、お気に入りの場所や行ってみたい場所など特定の場所をユーザーが Google マップを使ってまとめたリスト です。
Ben Treder さんがまとめたニューヨークにある観光向け醸造所のリストです。
「Google マップ上のリスト」カルーセルに掲載されるのは、必ずしもユーザーが作成したリストとは限りません。
こちらは、ローカルガイドがおすすめした場所を Google が 1 つにまとめたリストです。
それぞれの場所の説明の最後にローカルガイドの名前が書かれています。
Google が完全に自動で作成したと思われる場所リストもありました。
作成者が「Google Lists」になっています。
[○○ おすすめ観光スポット] や [○○ 見どころ] のような旅行で行くべきところを探すクエリで「Google マップ上のリスト」は出てきます。
こちらは、[ロンドン 見どころ] のモバイル検索結果に出てきた「Google マップ上のリスト」です。
テスト中か?
「Google マップ上のリスト」のカルーセルはテスト中と思われます。
僕が最初に目撃したのは昨年の 9 月でした。
しかし、カルーセルは出るもののタップすると 404 ページが返されていました。
まもなくして、カルーセルは出なくなりました。
同じ機能に遭遇したという話を最近聞いて、試してみると完全な形で利用できるようになっていました。
それでも、別の Google アカウントやシークレットモードでは同じクエリでも見ることができません。
したがって、試験段階だと思われます。
また、日本語で作成された場所のリストは、たとえ [東京 見どころ] でも掲載されていません(英語のみ)。
日本でも提供しているけれど、掲載されるリストは英語だけなのでしょうか?
いずれにしても、ローカルガイドをやっている人はおすすめの観光スポットのリストを作成して公開しておくと、旅行客に喜ばれるでしょう。
今年はオリンピックもあり、外国人観光客が一層増えるはずなので英語でも作成するといいかもしれませんね。
と同時に、トラベル系のキュレーションメディアにとっては「Google マップ上のリスト」は新たな脅威になるかもしれません。