[レベル:中級]
9月13〜15日に米ニューヨークで、SMX Eastという検索エンジンマーケティングのカンファレンスが開催されました。
僕は、WestとAdvancedには参加しましたが、こちらには参加していません。
なのでレポートはできないのですが、参加者たちがセッション内容をブログにアップしています。
今日はその中から、SEOBookで名を知られているSEOコンサルタントのAaron Wall(アーロン・ウォール)氏のレポートを紹介します。
複数のセッションがまとめられていますが、取り上げるのはローカル検索のSEOについてです。
最新ローカルSEO情報 from SMX East 2011
- サイテーションがプレイスページから消えたが、依然として要因になっている。
- O(※意味不明)や7パック(※プレイス検索で7つのローカル結果がまとめて表示されること)に出すには、サイテーションの正確さがもっとも重要。「ビジネス名」+「住所」+「電話番号」でGoogle検索すると、サイテーション元として他のどのサイトをGoogleが見ているかが分かる。
- 上位表示しているリスティングページとしていないリスティングページのIYPのレビューの平均数には大きな違いがある。IYPのレビューの数にウェイトが置かれていることを示していそう。
※日本にはIYPに相当するようなサイトはなさそう - 自サイト外のサイテーションやデータがプレイスページのリスティングでは一番目の要素にみえる。
- ルートドメインへのリンクが2番目の要素にみえる。
- (キーワードに)完全に一致したアンカーテキストが3番目の要素にみえる。
- 2011年から2012年にかけてのローカル検索ではリンクが新しいサイテーションになっている。
- プレイスページからリンクする専用のランディングページを作るのが成功への大きなカギ。ビジネス名と住所、電話番号(Name/Address/Phone で NAP と呼ぶ)をtitleタグに含める。
- 地図や営業時間、連絡先などを掲載してプレイスページと同じようにデザインする。
- 必要なら、連絡先・場所のページをプレイスページのURL・ランディングページとして登録すると場所との関連性を強く認識させられる。
- ユーザーが使う、地域を対象にしたキーワードの違いを調べるには、Insights for Searchがとても便利なツール。たとえば、対象の地域で“Lawyer”と“Attorney”(※両方とも“弁護士”を指す)のどちらが多く使われているかが分かる。
- ローカルSEOにはこれまでのSEOとは違った思考が求められる
- ローカルSEOは場所に対して最適化する一方、これまでのSEOはウェブサイトを最適化する。
- ブレンド検索は両方が混ざる。
- プレイスページに登録したURLのページのPageRankは、ローカル検索には影響を与えていないようにみえる。
- 複数の場所でビジネスを営んでいるときのTIPS
- 店舗の場所から始まるフラットなサイト構成にする。lakeland.co.uk/StoreLocator.actionが良い例。
- 各場所に独自のページを設ける。lakeland.co.uk/stores/aberdeenが良い例。
※上の2つのlakeland.co.ukの例は意味がよく分からない - 近くの店舗同士は、キーワードを含んだアンカーテキストでクロスリンクする。
- GoogleウェブマスターツールからKMLサイトマップを送信する。
- Googleマップメーカーを利用して仲間が編集できるようにする。
- Facebookページとアーティクルエンジン(※何のことか分からない)にジオデータを含める。
実際にその場で聞いていたわけではないのでところどころ意味がつかめないところがあります。
それでも、ローカル検索SEOの情報は少ないので、地域ビジネスを展開しているサイト管理者には十分役に立ちそうですね。