マリッサ・メイヤー、Google I/O Conferenceでグーグルを語る

Google I/O conferenceでMarrsa MayerがプレゼンテーションGoogleは、日々さまざまなテストを試行し、ユーザーの使い勝手の向上に努めています。

GoogleのMarissa Mayer(マリッサ・メイヤー)副社長が、Google I/O Conferenceのプレゼンテーションの中で、Googleが行ってきたテストなどについて発言しました。

まとめますね。
「※」は、ぼくのコメントです

ユーザーに、「1ページに表示する検索結果の数は10,20,25,30件などどのくらいを望むか」を尋ねたところ、多い方がいいということでした。
しかし、実際に試してみると、30件表示にした場合は全体として検索が20%減少しました。

30件表示にすると、10件表示の倍の時間がかかることが原因だと判断しています。
スピードが重要で、早ければ早いほど、ユーザーはより多く検索します。

※30件表示にすると、検索数が減るのは表示に時間がかかるためではなく、1ページだけで満足のいく結果が得られるからではないでしょうかね?

Google Mapsについても同様のことが当てはまって、データのサイズを120Kに減らしたところ、検索が30%上昇しました。
早いほど、利用回数が増えます。

※検索回数を増やしたいのは、広告表示を多くするため?

ウェブデザインには色が重要で、背景色を薄い青色から薄い黄色に変えたところ、広告のクリック数が上がり、さらに検索数も上がりました。

※クリックしてほしいリンクの背景色も、薄い黄色がよさそうですね。

Googleの検索結果画面の最下部にあるCopyrightの表示は、法的な理由によるものではなく、すべてを表示し終わったということを、ユーザーに知らせるためのものです。

※Googleがまだ無名だったころ、スタンフォード大学の学生を対象に実験したときに、まだ結果が出てくるんじゃないかと待ち続けるユーザーがいたためだそうです。

Googleの検索画面はいたってシンプルですが、理由は当時は社員にウェブマスターがいなくて、HTMLのできないSergey Brin(セルゲイ・ブリン、Googleの創設者の1人)が作ったからです。

※戦略とかじゃなくて、作りたくても作れなかったんですね。(笑)

Googleは、上級者者向けと初心者向けに別々に検索ページを提供することはしません。
人間は自然と技術が伸びるものなので、上級者向けに製品を開発していきます。

Googleは外側から見るとシンプルですが、内側は非常に複雑です。
1つの検索を処理するのに、700~1,000台のコンピュータが関与します。

ユニバーサルサーチは、今後さらに発展し、検索結果が10個のURLではなく、画像やビデオ、グラフに埋め尽くされる日が来るかもしれません。

パーソナライズ検索にも力を入れており、今後10年はますます検索のパーソナライズ化が進むでしょう。

※ユニバーサルサーチとパーソナライズ検索は、やっぱり重要になってきそうです。

▼参考サイト
We’re all guinea pigs in Google’s search experiment – CNET News