新たなスピード診断ツール、Test my siteをGoogleが公開。遅さが原因の想定ユーザー離脱率は何%?

[レベル: 初級]

モバイルサイトの表示速度を検証するための新しいツールを Google は公開しました。
Test My Site」(テスト マイ サイト)といいます。

英語と日本語で、Test My Site ツールを紹介する公式アナウンスが出ています。

Test My Site でスピード状態チェック

次の4項目を Test My Site はレポートします。

  • モバイルでのサイト読み込み速度
  • 読み込み中の想定離脱数
  • 業種別平均速度との比較
  • 速度改善の提案

読み込み速度・想定離脱数

僕のブログ(のトップページ)のモバイルでの読み込み速度は3秒という結果でした。
「特に良好」だそうです。:)

Test My Site の計測結果(表示速度と想定離脱数)

Test My Site の検証は、3G 回線を想定して実行されます。
日本では、4G が主流になっているのでもっと速く表示されるのではないかと思います。

特にモバイルでは、表示速度が遅くなればなるほど直帰率が悪化するというデータが最新の調査でも出ています。
僕のブログの現状のスピードでは、読み込み時間の長さ、つまり「遅さ」が原因による離脱は低いと推測されるとのことです。

もしあなたのサイトの表示に時間が長くかかるようであれば、離脱率の推測は高くなるでしょう。
表示時間が5秒になると、想定離脱率は 19% でした。
すなわち、ほぼ5人に1人が去ってしまうだろうとのことです。

想定離脱率 19%

同系サイトとのパフォーマンス比較

同じジャンルのサイトとのパフォーマンス比較も Test My Site は提示します。
3秒だったので「特に良好」に含まれています。:)

Test My Site(業種別平均速度との比較)

ちなみに、僕のブログは「インターネット、通信事業」に分類されています。

改善提案

テスト結果の詳しいレポートをメールで受け取ることもできます。

Test My Site の詳細レポートをリクエスト

しばらくすると、このようなレポートが届きます。

Test My Site のテスト結果

PageSpeed Insights のように詳細なチェックまでは、Test My Site はレポートしません(ただし詳細レポートで入手可能)。
しかし、想定離脱率や同ジャンルサイトの比較を提示するので、もし遅いと診断されたらスピード改善に意欲が出そうです。

自分のサイトを Test My Site であなたもさっそくテストしてみてください。