Yahooの買収を断念したMicrosoft、おとなしくしているのかと思ったらそんなことはなく、別のサーチエンジンを手にすることにしました。
Microsoftが買収を発表したのは、以前にこのブログでも紹介したことのあるPowerset(パワーセット)というサーチエンジンです。
MicrosoftがPowersetを買収するといううわさは少し前からあって、7月1日に正式に発表されました。
買収金額は明らかにされていませんが、推定で1億ドル(約100億円)!、だそうです。
Powersetは新しいタイプのサーチエンジンで、Microsoft Live Search(MSN)やGoogle、Yahoo!など一般のサーチエンジンがキーワードを対象にして検索順位を決定するのに対して、単語や文章の意味を解釈して順位を決定します。
また、Wikipediaと連動しているのも大きな特徴です。
MSがPowersetの技術をどのように取り込んでいくのか、注目したいところです。
MSは、Powersetを買収することでYahoo!の買収を完全にあきらめたようにも思えるのですが、そうとも言い切れないようです。
Wall Street Journal(ウォール ストリート ジャーナル)によれば、MSはTime Warner(タイムワーナー)とNews Corp(ニューズ コープ)等と会談を持ちました。
お流れになったMSのYahoo買収提案にあたって、News Corpが絡んだ経緯があります。
ひょっとしたら水面下で新たな別の計画が動きつつあるのではないかという見方もあるようです。
偉大なるビル・ゲイツが一線から退いたMicrosoftは、今後どう変わっていくのでしょう。