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重大なクロールエラーがサイトに発生したときにGoogleウェブマスターツールのメッセージセンターに警告通知が届くようになりました。
対象となるエラーにはたとえば、“ページが見つからない”を表す404や“アクセス禁止”を表す403、“サービス利用不可”を表す503があります。
クロールエラーの通知自体は2年前から送っていましたが新しくなったことをWebmaster Central Blogが公式アナウンスしました。
今年の3月に導入されたクロールエラーレポートの改良に合わせて警告のタイプは、「サイトエラー」と「URLエラー」の2種類に大別できます。
サイトエラーの警告
1つは「サイトエラー」の警告です。
サイトエラーは、サイト全体に関わるエラーになります。
下はエラーの例です。
- DNSがダウンしているまたはDNSに構成ミスがある。
- ファイアウォールによってウェブサーバーにアクセスできない。
- Googlebotからの接続をウェブサーバーが拒否している。
- ウェブサーバーに過負荷がかかっているまたはウェブサーバーがダウンしている。
- robots.txtにアクセスできない。
このような事態が発生した場合に警告が届きます。
【UPDATE】SEO Imagination!ブログの伊藤公助さんに日本語でのサイトエラー警告の例をいただきました(伊藤さん、ありがとう!)
対処策も書かれています。
URLエラーの警告
もう1つは「URLエラー」に対する警告です。
URLエラーは個々のページに発生したエラーになります。
いちばん多いのは404エラーでしょう。
404エラーは当たり前に発生することなので404を検知したからといって毎回警告が送られてくるわけではありません。
通常の状態と比べて急激に増加した場合に警告を発します。
普段は100前後なのにそれが突然500とか1,000に増えたりしたときです。
突然増えたということは何か問題が発生していることが考えられるので注意を換気するための警告が届きます。
【UPDATE】ブログ読者の_stpさんから日本語でのURLエラー警告の例をいただきました(_stpさん、ありがとうございます!)。
URLエラーの警告にも初動の対応がアドバイスされています。
もし重大なクロールエラーが発生した際にはすぐに気付けるように「メッセージ転送」を有効にしておきましょう。
手動対応(ペナルティ)の通知も、普段使っている自分のメールアドレスに送ってもらえるのでメッセージ転送の設定は必須です。
未設定であればヘルプに従って今すぐ設定してください。
エラーページのプレビュー
クロールエラーの新しい警告通知の公式アナウンスでは触れられていないのですが、おそらく同じタイミングでウェブマスターツールのクロールエラーレポートに新たな機能が加わりました。
エラーページをプレビュー表示できます。
URLエラーのセクションに出ているURLにマウスカーソルを当てるとそのページのプレビューが出てきます。
エラーページなのでプレビューできるはずもなく「プレビューできません」のメッセージを見せられても困る気がしますが、現在は正常にアクセスできるのにエラーとしてレポートに挙がっているページを即座に確認できるのは便利なのかもしれません。
ちなみにプレビューを表示するときには、検索結果のインスタントプレビューを作成するときに使われるクローラーの「Google Web Preview」が対象となるURLにアクセスするそうです。
P.S.
新しくなったクロールエラー警告を日本語で受け取った人がいたら提供してください。