Bingチャットの2023年5月の新機能: 画像・チャート挿入、コピペ機能強化、テキストフォーマットなど

[レベル: 上級]

この記事では、Bing チャットの最近の機能改良を紹介します。
ほとんど導入済みですが、一部にはまもなく導入予定のものもあります。

Bing チャット新機能

回答のフォーマットを改良

太字やリスト、チャート、表などチャットの回答のフォーマットが充実しました。

フォーマット

Image Creator の多言語対応

画像を生成する Image Creator が日本語を含む 100 以上の言語に対応しました。
Bing チャットの中で日本語で指示して画像生成できます。

Image  Creator

画像の挿入

適切だと判断したときは、回答に画像を挿入します。
画像をタップするとナレッジカードが出現し、さらに詳しい情報を知ることがデキる場合もあります。

こちらは、カピバラについて質問したときの Bing チャットの回答です。

コピー&ペースト機能の改良

コピー&ペースト機能を改良しました。
コードなどの独立したブロックが回答に含まれているときは、そのブロックだけをコピーできます。

ブロックのコピペ

プロンプトでのテキストフォーマット

プロンプト内でテキストのフォーマットを設定できるようになりました。

  • 改行: Shift を押しながら Enter
  • リスト: 「-」(ハイフン)あとに半角スペースを入れて列挙
  • 順番リスト: 数字の後に 「.」(ピリオド)を入れて列挙、 例: 1.、2.、3.、……
  • コードブロック: 「“`」(バッククォート 3 つ) で囲む
📝すずきメモ: Markdown の書式が使えるようです。

チャット履歴

チャットの履歴が残ります。
以前の会話を再開できます。

Chat 履歴

グラフ作成

グラフを作成する機能が付きました。

MSFTの株価グラフ

エクスポート機能の拡張

PDF と TXT、Word のフォーマットで回答をエクスポートできるようになりました。

エクスポート

文字数増量

プロンプトに書ける文字数が 4,000 文字に増えました。
以前は(たぶん)2,000 文字でした。

4000

ほかにも細かな改良がありますが、とりあえずこの記事で紹介する改良は以上です。
Bing アプリと Edge アプリなどモバイル アプリでのチャット機能のアップデートもありますが、それはまた改めて紹介します。

Bing チャットは毎週のように何らかの機能をアップデートしています。
日に日に使いやすくなっていくのを実感できます。
ChatGPT と Bard も僕は使っていますが、用途に応じては Bing チャットが便利な場面がたくさんあります。

この記事に関連する Bing チャットのリリースノートはこちらです。