[レベル: 上級]
この記事では、Bing チャットの最近の機能改良を紹介します。
ほとんど導入済みですが、一部にはまもなく導入予定のものもあります。
Bing チャット新機能
回答のフォーマットを改良
太字やリスト、チャート、表などチャットの回答のフォーマットが充実しました。
Image Creator の多言語対応
画像を生成する Image Creator が日本語を含む 100 以上の言語に対応しました。
Bing チャットの中で日本語で指示して画像生成できます。
画像の挿入
適切だと判断したときは、回答に画像を挿入します。
画像をタップするとナレッジカードが出現し、さらに詳しい情報を知ることがデキる場合もあります。
こちらは、カピバラについて質問したときの Bing チャットの回答です。
コピー&ペースト機能の改良
コピー&ペースト機能を改良しました。
コードなどの独立したブロックが回答に含まれているときは、そのブロックだけをコピーできます。
プロンプトでのテキストフォーマット
プロンプト内でテキストのフォーマットを設定できるようになりました。
- 改行: Shift を押しながら Enter
- リスト: 「-」(ハイフン)あとに半角スペースを入れて列挙
- 順番リスト: 数字の後に 「.」(ピリオド)を入れて列挙、 例: 1.、2.、3.、……
- コードブロック: 「“`」(バッククォート 3 つ) で囲む
チャット履歴
チャットの履歴が残ります。
以前の会話を再開できます。
グラフ作成
グラフを作成する機能が付きました。
エクスポート機能の拡張
PDF と TXT、Word のフォーマットで回答をエクスポートできるようになりました。
文字数増量
プロンプトに書ける文字数が 4,000 文字に増えました。
以前は(たぶん)2,000 文字でした。
ほかにも細かな改良がありますが、とりあえずこの記事で紹介する改良は以上です。
Bing アプリと Edge アプリなどモバイル アプリでのチャット機能のアップデートもありますが、それはまた改めて紹介します。
Bing チャットは毎週のように何らかの機能をアップデートしています。
日に日に使いやすくなっていくのを実感できます。
ChatGPT と Bard も僕は使っていますが、用途に応じては Bing チャットが便利な場面がたくさんあります。
この記事に関連する Bing チャットのリリースノートはこちらです。