先週、Googleウェブマスターツールのインターフェイスが一新しました。
変わったのはデザインだけで、中身は変わっていないと思っていましたが、そうでもありません。
Google Webmaser Central Blogの公式アナウンスを読むと、細かなところで改良が計られているようです。
新しいデザインに関しては、ヘルプを参照してください。
デザイン以外に、注目したい改良点は以下のとおりです。
●上位の検索クエリ
表示回数とクリックスルー(サイトへのアクセスに結びついたクリック)を、100件まで知ることができるようになりました。また、データの質が格段に向上したとのことです。
上位の検索クエリの情報は、Google SEOのチューニングに役立ちます。
近いうちに別の記事で解説したいと思います。
●複数ユーザーによって送信されたサイトマップのトラッキング
これまでは、他のユーザーやrobots.txtによって送信されたXMLサイトマップは、追跡できませんでした。しかし、これが可能になっています。
ちなみに、robots.txtでXMLサイトマップを送信する規格を、Sitemap Auto Discovery(サイトマップ・オート・ディスカバリー)と言います。
●メッセージ購読
メッセージセンターに送られてきた通知を、Googleアカウントに関連付けられているメールアドレスに転送できます。Googleウェブマスターツールにログインしなくても、重要なメッセージを受け取れるので、問題が発生したのに気付かず放置しておくことがなくなります。
ただ、どこで設定するのか分かりません。
ヘルプを見ると次のような説明があります。
メッセージを転送するには:
- ウェブマスター ツールのホームページで、[メッセージを転送する] をクリックします。
- メール アドレスと言語を選択します。
ホームページには、「メッセージを転送する」というリンクは見当たりません。
【追記】
見えるようになっています。
●サイト管理者の確認
以前はサイトの確認をしなくても、サイトマップの送信、robots.txtのテストと作成が可能でしたが、今は確認が済んだサイトでないと実行できません。
●イメージ検索の拡張オプションの廃止
旧バージョンにあった「イメージ検索」のオプションがなくなりました。設定に関係なく、Googleイメージラベラーは、サイトからの画像選択を継続します。
この他にも、細かなところの改良があります。
今後は、何か大きな機能追加も出るかもしれませんね。
また、新バージョンの移行に伴って外部リンクが何も表示されないというトラブルが発生していましたが、データの収集が完了し最新の状態になっています。
Googleウェブマスターツールは、GoogleでのSEOに必須のツールです。
ツールにサイトを登録すると、Googleに情報を送ることになるので心配だというサイト管理者がいます。
しかし、Googleにばれて困るようなSEOを実行していることを、心配するべきではないでしょうか?w