去年の10月にGoogleがAdWords広告主向けに提供を始めた新バージョンのキーワードツールが一般向けにも公開されました。
AdWords日本版公式ブログは新しいキーワードの特徴を次のように説明しています。
新しいキーワード ツール
新しいキーワード ツールは、従来のキーワード ツールとキーワード最適化ツールの様々な機能を踏襲しております。これにより、入力したキーワードや URL に関連するキーワード候補や実際に検索されている検索クエリに基づいたキーワード候補を一つの画面でご確認いただけます。また、新しくキーワード、 URL、カテゴリなど複数の条件を組み合わせて検索したり、異なるマッチタイプのキーワードを同時に選択できるようになりました。主な特徴
- キーワード、URL、カテゴリを組み合わせてキーワードを検索したり、除外キーワード「-キーワード」を使用して、その語句を含むすべてのキーワードを検索結果から除外したりすることもできます
- 選択したキーワードやすべてのキーワードを複数のファイル形式でダウンロードできます
- 表示項目をカスタマイズすると、様々なキーワードの推定掲載結果を容易に比較できます
- モバイル検索を選択すると、検索ボリュームのみモバイルに関するデータを表示できます
- 上限クリック単価と 1 日の予算を指定すると、トラフィックの見積もりを算出できます
- キーワードのフィルタを作成すると、必要なデータだけを確認できます
- 異なるマッチ タイプのキーワードの統計情報を比較できます
キーワードとURLの同時指定ができるようになったり、カテゴリによる絞り込みができるようになったのが便利ですね。
モバイルサイト管理者はモバイル検索のデータに限定して調査することもできます(「詳細オプション」で指定可能)。
アクセスすると最初にキャプチャでの認証が求められるのでビックリしないでください。
もし古いキーワードツールが表示されていたら画面上部にある「新規 新しいキーワード ツール(ベータ版)をお試しください。 」というリンクをクリックすると移動できます。
新しいツールの管理画面の右上にある「以前の管理画面」というリンクをクリックすると古いツールに戻れます。
英語版のAdWordsオフィシャルブログによれば、今後2、3ヶ月は新旧両方のツールが利用できますが最終的には新しいツールに完全移行するとのことです。
機能の追加や改良も行われるようです。
以前のツールと比べて表示項目が減っていますが、結果画面の右上にある「表示」メニューでカスタマイズできます。
さまざまなキーワードツールが存在しますが、個人的にはGoogle AdWordsのキーワードツールがいちばん使いやすいと感じています。
検索ボリュームの数字を信頼しすぎてはいけませんが、キーワードを発掘して大まかな需要を知るにはもっとも使い勝手のよいツールです。
以前に紹介したAdWordsキーワードツールのTIPSは新しいバージョンでも利用できるので応用してください。