オーバーチュア(現Yahoo!リスティング広告)のキーワードアドバイスツールが、2008年7月にこの世から完全に姿を消したことを覚えている読者も多いことでしょう。
あれから2年と2か月、キーワードアドバイスツールが生まれ変わって僕たちの前に再び姿を表しました。
新たな「キーワードアドバイスツール」の提供を開始 – Yahoo!リスティング広告 公式ブログ
Yahoo!リスティング広告では本日10月6日(水)より、「キーワードアドバイスツール」の提供を開始しました。このツールにより、PC向け検索連動型広告「スポンサードサーチ®」の広告主/広告代理店は、自社サービスや商品との関連性が高いキーワード候補を確認し、入稿の際の参考とすることができます。Yahoo!リスティング広告(旧オーバーチュア)では以前にも同名のツールを提供していましたが、このたび参照できる内容を拡充し、より精度の高い、成果につながる広告出稿をサポートするための機能を強化しました。
代理店だけに提供されるとの噂もあったのですが、Yahoo!リスティング広告のPC向け検索連動広告を利用している広告主であれば利用可能です。
ただツールの場所が分かりづらいです。
リスティング広告の管理画面からではなく、Yahoo!ビジネスマネージャーの中のクライアントセンターからになります。
使い方は難しいことはなく、“核”となるキーワードを入れれば関連するキーワードを検索ボリュームとともに提示してくれます(広告用のツールなので、その他にクリック単価やクリック率などのデータも出ます)。
SEO目的でリサーチするときには、検索方式に「完全一致」を選ぶことを忘れないようにしましょう。
そうしないと入力したキーワードを含んだすべての検索が対象になってしまうので、月間検索数が膨れ上がってしまいます。
ウェブサイトのURLを指定すれば、ウェブページに存在するキーワードを抽出してデータを表示してくれます。
検索結果ページでキーワードを探すという秘密技も当然使えます。
時間帯別・月別の検索ボリュームの推移や性別・年代別・地域別・曜日別の検索割合のデータも見ることができます。
今でこそたくさんのキーワードツールが存在しますが、当時は「キーワードツール」=「(オーバーチュアの)キーワードアドバイスツール」でした。
月間検索数の多いキーワードを上から単純に狙っていけば、大きな成果を上げることができた時代でもあります。
キーワードアドバイスツールが消滅したことは大きな衝撃を与えて、月間検索数が分からない状態でどのようにキーワードを探せばいいのかと途方に暮れたものです。
結果的にはなくてもまったく困らなかったのですが、こうして再び利用可能になったのは嬉しいことです。
こちらも新バージョンに切り替わったGoogle AdWordsキーワードツールとともに、検索回数に振り回されることなく、キーワードアイディアの発掘に役立てましょう。