Bingが検索結果ページに表示されるコンテンツとユーザーインターフェイスに改良を加えました。
以下は公式ブログのアナウンスです。
まずいちばん目に付く変化は「Quick Tabs(クイック・タブ)」と呼ぶ機能です。
「クイック・タブ」をクリックすると検索をカテゴリで絞り込むことができます。
これまでは検索結果ページの左のナビゲーションメニューに表示していましたが、検索ボックスのすぐ下に移動しました。
クイック・タブは日本版Bingでも同じ場所に移動しています。
ただメニューの数は少ないですね。
英語版では、アーティストだったら「Alubum」(アルバム)や「Lylics」(歌詞)といったタブも登場するようです(クイック・タブの改良はまだロールアウト中らしく僕は確認できていません)。
車の性能を検索すると専用のタブが出現します。
株式の銘柄コードを検索すると株価の情報がわかります。
クイック・タブは目立つ位置に表示されるので、目的にあった検索結果に絞り込むのに便利そうです。
日本版Bingでもメニューの数が早く増えてほしいです。
「検索結果ページのUIが変わりましたね」とBing日本版にツイートしたら、次のようなリプライが来ました(Bing日本版はだいたい返事をくれます。ユーザーフォローを大切にしているらしく好感が持てます。)。
「エンターテイメントに特化した機能」とは何でしょう?
書かれているリンクをクリックすると“AKB48”の検索結果に移動しました。
1位には公式サイトが出ます。
枠線で囲まれていて、Googleのサイトリンクに相当するサイト内へのショートカットリンクが並びます。
ただ、これはこれまでも一部のメジャーサイトで表示されていたのでちょっと違うようです(でもタイミングによっては表示されないので適用範囲を拡大するテストをしているのかも)。
画面をいちばん下までスクロールすると、こんなのがありました。
AKB48が出演するテレビ番組の一覧です。
これもタイミングによっては出てこないし、「エンターテイメントに特化」にも合致しています。
「ポケモン」で検索すると同じように、テレビの放映日時が(今度はトップに)出てきました。
これも必ず出てくるとは限りませんでした。
映画の上映時間も出てくるかと期待したのですが、残念ながら出てきませんでした。
Googleは出てきますね(リッチスニペットの設定が条件かな)。
まだまだ発展途上ですが、検索キーワードに現れないユーザーの意図を汲みとって結果を提示する「Decision Engine(意思決定エンジン)」としてBingの将来に期待が持てると、僕には感じられたのが今回の改良です。