[レベル: 中級]
次のペンギンアップデート更新を間もなく実行する予定であることを、米ニューヨークで先週開催されていたSMX EastでGoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリーズ)氏は明らかにしました。
さらに、次期ペンギンからはリアルタイム更新になるとのことです。
イリーズ氏本人に確認がとれた
イリーズ氏の発表を報じたのはSMX主催者が運営するSearch Engine Landです。
特筆すべき点は次の2つです。
- 近い将来に実施
- リアルタイムになる
僕はその場で直接聞いていたわけではないので、確かな情報かどうかをイリーズ氏にTwitterで確認してみました(今回は最初から日本語で尋ねたw)。
@suzukik 彼は正しいです。ペンギンが来ている realtime @rustybrick
— Gary Illyes (@methode) 2015, 10月 1
間違いありません。
近い将来に実施され、リアルタイム更新になります。
近い将来に実施
具体的な実施時期についての言及をイリーズ氏は避けたようですが、そう遠くない近い将来に実施するようです。
早ければ数週間以内に実施される可能性も考えられます。
ただしイリーズ氏自身は「年内には実施されると思う」と幅をもたせています。
明確な期日をうかつにしゃべって嘘つき呼ばわりされるのを警戒したのかもしれませんね。
いずれにしても、次の更新は数か月は先のことで今言えることは何もないとそっけなかった時に比べれば、実施の見通しがたっていることが明らかになっただけでも大きな前進です。
リアルタイム更新へ
これまでのペンギンアップデートは、手動による不定期な更新でした。
通常のアルゴリズムのように再クロール・再インデックス・再処理と自動のプロセスを経て、最新の状態が検索結果には素速く反映されません。
前回の更新(ペンギンアップデート 3.0)からはまもなく1年が経過しようとしています。
しかし次のペンギンアルゴリズムはリアルタイム更新へと進化するとのことです。
ペンギンアップデートの更新間隔を短くしたい、リアルタイム更新にしたいとイリーズ氏やJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏はたびたび言っていました。
ついに実現しそうです。
文字どおりの意味でのリアルタイムではないでしょうが、手動ではなく自動化したプロセスで短期間で処理されるのは確かです。
ペンギンアップデートにやられてしまっていたとしても、不自然なリンクを徹底的にクリーンアップすれば長い間隔が空く手動更新を待たずして回復できるかもしれません。
反対に、不自然なリンク構築をいまだに継続しているならいつ何時ペンギンアップデートに捕獲されるかもしれません。
リンク操作をしていなければ、ペンギンアップデートの更新がどうなっているかはまったく無関係の話です。
特に気にする必要はないでしょう。
そうは言えど、SEOの世界に身を置くものとしては、次回のペンギンアップデート更新の状況は見逃せないトピックです。
更新実施発表の“お祭り騒ぎ”も間もなくです。