SEOで上位表示するための完璧なページは存在しない、ユーザーにフォーカスする

[レベル: 初級]

SEO で確実に上位表示できる公式は存在しない

Google の Search Liaison がこうした主張を X に投稿しました。

「完璧なページは存在しない、ユーザーにフォーカスする」全文

Search Liaison の投稿の全文は次のとおりです。

今日は、検索順位を上げるために「完璧なページ」の公式のようなものが存在しなければならないという概念について話したいと思います。そのような公式は存在せず、誰しもが神話的な公式に従って作業しなければならないわけではありません。これは、私が 2000 年にジャーナリストとして執筆した記事(下記)でも書いたように、Googleが普及する以前からの信念です。当時と同様に、今もまたこれは真実です。従うべき完璧な公式は存在しません……

SEO ツールのなかには、検索における成功に、ページの文字数や構成が不可欠であるとアドバイスするものもあります。サードパーティのアドバイスやニュース記事でさえ、ある種の基準を示唆しているかもしれません。しかし、そのようなアドバイスに従っても、上位表示が保証されるわけではありません。さらに、そのような予測やアドバイスは平均値に基づいていることが多く、まったく異なるユニークなページが検索で成功を収めているという事実を見逃しがちです……

Google は、読者にとって役立つコンテンツの作成に注力することを強く推奨しています。たとえば、記事に署名を表示することが読者にとって意味のあることであれば(たぶん意味のあることでしょう!)、それは読者のためにすべきことです。Google のランキングが上がるからという理由で署名をつけるべきではありません(実際にそれは影響しません!)。

読者とオーディエンスを優先し、彼らにとって役立つコンテンツを作成してください。そうすることで、コンテンツを高く評価するために私たちが使用するさまざまなシグナルと、自然に一致する可能性が高くなります。

📝すずき補足:最初の段落で言及している「私が 2000 年にジャーナリストとして執筆した記事」はこちらで読める。Search Liaison アカウントの中の人の Danny Sullivan が Search Engine Watch で編集者だった時に書いた記事

要点を簡潔にまとめると次のようになります。

  • 上位表示に完璧な公式はない
  • 仮説的な公式やルールに振り回されるよりも、読者やオーディエンスに焦点を当てる
  • コンテンツを役立てることに注力すれば、神話的な要件を逆算しようとするよりも成功の可能性が高まる

コンテンツ著者の署名は Google のランキング要因だという考えはまったくの誤解で、読者にとって役立つから載せるのだという Search Liaison の発言を昨日紹介しました。

今日紹介した発言は、これに触発されたものかもしれません。

いずれにしても、SEO における成功の鍵は、アルゴリズムの解析や恣意的なルールの遵守ではなく、ユーザー中心のコンテンツにあります。
僕たち、SEO に取り組む人間は、この方向にもっともっと注力しなければなりません。