AMPマーク表示を検索結果から取り除くことをGoogleは考えていない

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AMP に対応したページが Google のモバイル検索結果に表示されたときは、AMPのマークとラベルが付きます。

この AMP マーク&ラベルを取り除くことを Google は今のところ考えていないようです。

検索結果のAMPバッジ

AMP マークがない検索結果

AMP ページなのに AMP マークが付いていないモバイル検索結果が発見されました。

AMP マークを表示しない検索結果をテストしているのでは? という憶測に対して、Google の広報担当は次のようにコメントしたとのことです。

as you know we do tens of thousands of experiments in search every year but there are no such plans at this moment to change anything. The logo tells users that the page they will open will do so reliably and consistently fast.

ご存知のとおり、数万のテストを検索で私たちは毎年実施しています。しかし、今の時点では、何かを変更するという、そのような計画(AMPマークを表示しない検索結果)はありません。開くページが確実に一貫して速いということをそのロゴはユーザーに示してくれます。

検索結果の AMP マーク はどんな検索体験かを示すのに重要

検索結果から AMP マークを取り除く予定が当面はないことは、3月に Google が開催した AMP Conf のQ&A セッションでも言及されていました。

Googleのエンジニアリング部門の副社長である Dave Besbris(デイブ・ベスブリス)氏による回答を簡潔にまとめると、次のようになります。

AMP は今までとはまったく異なる検索体験をユーザーに与える。高速だし、AMP ビューアで表示される。検索だけではなく、アプリでも使われる。AMPは、プラットフォームを横断した共通の体験である。

どんな体験を利用できるのかをユーザーに示すために、AMP マークは重要だと考えている。

したがって、今のところは AMP マークを検索結果に表示しないようにすることは考えていない。

AMP マークを認識している一般ユーザーがどのくらい存在するかは疑問に感じなくもありませんが、それでもこの⚡マークが付いているページは、“何か”が違うと感じているユーザーはきっといることでしょう。
速やくて見やすいことに気付くユーザーを増やすためにも、AMP マークの表示を Google は続けそうです。

もっとも、AMP に頼らなくてもすごく速いことが当たり前のウェブになれば、AMP マーク(というより AMP そのもの)が不要になるだそうし、そういった時が来てほしいとも Google の人たちは付け加えていました。

モバイルフレンドリー(スマホ対応)のラベルが廃止されたように、いずれは AMP マークも廃止される可能性はゼロではありません。
でもそれは、しばらくは先の話になるでしょう。