[レベル: 上級]
Googleは、2つの新しい機能をNow on Tapに追加しました。
- テキスト選択
- 画像検索
テキスト選択
任意のテキストを選択して、そのテキストを対象にNow on Tapを起動できます。
知りたかった情報に対してNow on Tapカードが出てこなかったときに便利です。
Now on Tapを起動すると出てくるメニューバーのなかに「人差し指でタップ」アイコンがあります。
これをタップします。
「画面上のテキストを選択」というメッセージが表示されます(表示されないこともある)。
スクリーン上の任意のテキストをタップすると、そのテキストが選択されます。
すると、選択されたテキストに対してNow on Tapカードが出現し、関連情報を提供してくれます。
例では「Google」を選択しました。
「Google」なら普通にNow on Tapを起動しただけでカードが出てきますが、カードとして出てこなかった人や場所、製品などのものごとを知りたいときにテキスト選択の機能を利用するといいでしょう。
画像検索
画像をNow on Tapがサポートしました。
こちらは、僕が撮影したサンフランシスコのランドマークの1つ、ゴールデン・ゲート・ブリッジです。
この写真上でNow on Tapを起動すると、ゴールデン・ゲート・ブリッジであることをきちんと認識して、関連するカードを表示します。
ゴールデン・ゲート・ブリッジは観光名所なので、旅行アプリで、App Indexingに対応しているTripAdvisorも見えていますね。
画像のなかにある文字を認識するOCRの機能を今年の3月にNow on Tapは実装しました。
ですが、今回の新しい機能は文字ではなく、完全に画像のみを認識できます。
さらにすごいのは、カメラアプリを起動して今映っている映像に対してもNow on Tapの画像検索を利用できる点です。
旅行に行って、「有名そうだけれど、これは何かな?」なんていうときに役立ちそうです。
カメラでの起動のデモも含めて、新しい機能は、Inside Searchブログの公式アナウンスで紹介されています。
2016年5月2日現在では、Now on TapをサポートしているAndoroid 6.0 Marshmallow のシェアは7.5%です。
僕の印象では、まだ10%未満なのかです。
Marshmallow端末を所有していても、Now on Tapを必ずしも利用しているとは限りません。
そう考えると、Now on Tapの利用率はまだまだ低いのかなとも思います。
Google検索でクエリを入力せずに必要な情報を取り出せるNow on Tapは、非常に面白い仕組みだと個人的には感じています。
最近は使う機会も多くなってきました。
将来的には何かしらの影響をSEOにも与える可能性もあるのではと考えます。
Marshmallow端末を持っているなら、Now on Tapを積極的に使ってみるといいですよ。