サイトのページ数と検索順位はあまり関係がなく、ページ数が多いからといってランキングが上がるわけではないという記事を書きました。
しかし、ページの数も検索順位を決定する要素としては、重要な要素なのではないかと考えが変わっています。
理由のひとつは、記事に対していただいたコメントです。
▼歯医者Tさん
僕はサイト・ブログあわせて500くらい運営していますが、
ある程度ページ数が多いものと比べると、
5ページ程度のペラサイト・ブログは、
時間とともに検索順位が下がっているケースが多いです。
▼oniさん
ページ数が多いのも、上位表示に向けては必要かと思います。
ぺラのページも上がってますが、
アルゴリズムの変化を受けやすいのではないかと思います。
▼中井鋼業さん
「ページ数を増やす」というのは最も簡単な内的SEO対策であり、やらない手はないと思います。
ページの増加は個人的には見かけの順位以上に大切な対策と位置づけています。
実体験を基にした意見です。
さらにアンケート結果では、GoogleとYahooの両方でページ数は多いほうがいいと回答したのは36%、Googleは多いほうがいいと回答したのは19%、Yahooは多いほうがいいと回答したのは10%、あわせて65%がページ数は多いほうがいいと認識してます(回答者数が100人程度なので、サンプル数が少ないかもしれませんが)。
そして、今週受講したメディアネットジャパンのSEOセミナーで鈴木将司 講師もページ数は多いほうが有利だとおっしゃってました。
ページ数の多いサイトが上位に来るケースを数々提示してくれました(ページ数を増やす効果的な方法も)。
話はそれますが、受講したのはGoogle SEOコースで、ものすごくよかったです。
鈴木将司さんのSEOはきわどいのが多いという噂を聞いたことがあったのですが、そんなことは全然なくて、逆に「これをやったらGoogleでスパム判定される」ということも教えてくれました。
僕もSEOを研究しているのですでに知っているテクニックもあれば、ちょっと自分とはスタンスが違うなと感じるものもありましたが、それでも初めて知ることや、こうすればもっと効果が出るなとか、非常に内容の濃いセミナーでした。
情報に踊らされることなく、すべて自分で調べて検証した結果に基づいているテクニックばかりなので、信頼性も十分です。
話を戻します。
よくSEOをするときは、「検索エンジンの気持ちになれ」と言われます。
自分が検索エンジンだったら、ページ数の少ないサイトとページ数の多いサイト、どちらをより高く評価するでしょうか?
ページ数が多いほうが、たくさんの情報が載っている、つまりユーザーにとって有益だと判断するのが、妥当な考えです(量だけ多くて、中身のないサイトもありますが、それはここでは除外)。
ページ数が多いことが評価アップに直結するわけではないでしょうが、ページを増やせるコンテンツがあるなら、ページ数はどんどん増やすべきだと、今は認識しています。
サーチエンジンはページ単位で評価していると言われていますが、Googleに限っていていえば、今はサイトレベル・ドメインレベルでも評価している可能性もあります。
⇒ SEOに関する7つの覚え書き | Web担当者Forum
ボリュームを増すことでサイトの評価が高まり、結果として個々のページの評価が上がるとも考えれられます。
コメントにあったように、ページ数が多いということはアルゴリズム変化に対するリスク分散にもなるでしょう。
1枚のペラページだけだったら影響をもろに受けますが、複数ページがあれば、あるページは下がったとしても反対にあるページは上がるかもしれません。
僕の考えをまとめます。
- サイトのページ数は、多いに越したことはない
- コンテンツを準備できるなら、どんどんボリュームを増す
- 個別ページに対するSEO対策も忘れない
いかがでしょう?
あなたの考えはコメントでどうぞ。