[対象: 中〜上級]
ナレッジグラフが出現するクエリの種類が大きく増えました。
また(このブログの)Google+ページの更新情報が検索結果に表示されるようになりました。
ナレッジグラフが出現するクエリが50%増加
ランキングを常時監視している1万個のキーワードにおいて、ナレッジグラフを表示するクエリの割り合いが、17.8%から26.7%へと跳ね上がったことをMozがレポートしています。
1ヶ月前に観測され、1ヶ月たった今でも状態は継続しています。
つまり一時的なテストではなかったと判断していいでしょう。
それ以前と比べるとナレッジグラフの出現率が50%以上増えました。
おそらく、日本でも増加傾向にあるのではないかと僕は推測します。
大手ブランドであるにもかかわらず、「Apple(アップル)」のナレッジグラフが出ないことに違和感を覚えていました。
しかし、今はきちんと出ています(もっともいつ出るようになったのかまでは正確には把握していないけれど、比較的最近だと思う)。
Appleのほかにも、ナレッジグラフを見るクエリが増えたと認識しています(近ぢか実施する2つのセミナーでナレッジグラフのことを話すので、いろいろ調べていた最中にそう感じた)。
ナレッジグラフの対象となる“エンティティ”の数をGoogleは着実に増やしているようです。
Google+ページが検索結果の横に表示される
Google+ページを開設している場合、検索結果の右サイドにGoogle+ページの更新情報が表示されることがあります。
下のキャプチャは、Search Engine LandのGoogle+ページが出ている検索結果です。
Google+ページの名前とロゴ、そして最近の投稿 (Recent posts) を表示しています。
ナレッジグラフの対象になっている組織がGoogle+ページを所有している場合は、ナレッジグラフの“パネル”に統合されています。
Google+ページの更新情報の表示は、今に始まったことではありません。
かなり以前からです。
ところが、それなりに大きな“ブランド”に限られていたはずなのに、僕のブログのGoogle+ページにも適用されていることを昨日発見しました。
Googleアカウントからログオフした状態でかつシークレットモードで出てくるので、パーソナライズ検索ではありません。
自分のGoogle+ページが検索結果に表示されるのは嬉しいことです。
ナレッジグラフの対象範囲の拡大と関係があるのかもしれませんね。
あなたも、Google+ページを開設しているなら、自分のGoogle+ページが出ていないかチェックしてみてください。
Google+ページ情報は、組織名やサイト名やサービス名のようなブランド名検索で通常出てきます。
僕のブログは「海外SEO」で出てきます。
でもサイト名・Google+ページ名の「海外SEO情報ブログ」では出てきません。
Googleのとっては僕のブログのブランド名は「海外SEO」なのでしょうか?
最後に重要なことを1つ付け加えて終わります。
おそらく、rel=”publisher”(著者情報のrel=”author”ではない!)の設定が強いシグナルになっていると推測できます。
Google+ページの更新情報を検索結果に表示させたいのであれば、rel=”publisher”を設定しておくべきでしょう。
P.S.
Google+ページ情報が検索結果に表示されたからといって大きなメリットが実質的にあるようには思えないのですが、自己満足というやつでw