[レベル: 初級]
この記事では、6 月に米セントポールで参加した MnSearch Summit 2019 での John Mueller(ジョン・ミューラー)氏とのオフィスアワーをレポートします。
ミューラー氏は、会場から遠く離れたチューリッヒからオンラインで、Google 検索に関する最新情報を解説してくれました。
Googlebot のレンダリング
JavaScript は現在あらゆるサイトで利用されている。Googlebot のレンダリングエンジンをアップデートした。最新の Chrome と同等のレンダリングが常に可能になる。結果として、Googlebot のために必要な修正が少なくなった。
[すずき補足: 詳細はこちらの記事を]
次のステップ
- JavaScript フレームワークをデフォルトでレンダリングすることが最終的な目標
- ツールのアップデート――URL 検査ツールやモバイルフレンドリー テスト ツールのレンダリングエンジンは古いまま
- ユーザーエージェントの更新――Googlebot の UA にはまだ Chrome/41 の文字列が含まれている
モバイル
別々のモバイル構成は避ける(依然として機能するが)。複雑になるしトラブルが起こりやすい。新規サイトには、レスポンシブ ウェブ デザインか動的な配信を採用することを推奨する。
すべてをモバイル中心で
分析や調査に PC サイトのデータを使っているサイト管理者のほうが今でも多いようだ。しかし、次に挙げるようなあらゆる場面でモバイルを対象にしたほうがいい。
- ツール
- 監査
- 監視
- デバッグ
モバイル ファースト インデックスの今後
- 新しいドメイン(Google が新たに発見したサイト)は、デフォルトでモバイルファーストインデックスする
[すずき補足: 詳細はこちらの記事を] - モバイルファーストインデックスに関する既知の問題についてメッセージで通知
- 時間が経過するにつれ、PC インデックスのサイトは少なくなっていく
- 最終的には、PC インデックスのサイトはなくなる?
構造化データ
構造化データの TIPS
- 構造化データを実装する前に、まずサイトを素晴らしいものにする
- 構造化データで何を達成したいのかを考える
- CMS を利用しているなら、将来提供される構造化データと相性が良くなるようにする
- 入念に検証する
新しいリッチリザルト: FAQ と How-to
- 検索と Google アシスタントで利用される可能性がある
- 実装を試すトピックを見つける
- ユーザーの疑問に答えていることが重要
[すずき補足: 詳細はこちらの記事を]
そのほかの “リッチ” な検索結果
- ファビコン
[すずき補足: 詳細はこちらの記事を] - ポッドキャスト
[すずき補足: 詳細はこちらの記事を] - 高解像度の画像
[すずき補足: 詳細はこちらの記事を] - 3D モデル (AR/VR)
[すずき補足: 詳細はこちらの記事を]
将来予測
- モバイル ファースト インデックスにフォーカスする。すべてをモバイル中心で。
- とにかくスピード(表示速度)を追求する
- 構造化データを利用した機能がもっと出てくる
- 画像検索を通じた検索での露出機会が増える
- Search Console の新機能と Site-Kit の公開
[すずき補足: Site-Kit は WordPress 内で SC を操作できるプラグイン。Web担コラムで紹介]
以上です。
僕のブログを毎日欠かさずに読んでくれている人には目新しい情報はほとんどなかったかもしれません。
それでも、ここ数か月に起きた Google 検索の変化を振り返るいい機会になったのではないでしょうか。