Googleが、刊行物のキャンペーンを担当するマネージャ向けのSEOトレーニングに使用したプレゼンテーション資料が、Google Grants Blogで公開されました。
“Easier than you think – Improving your ranking in online search(オンライン検索でランキングを向上させるのは、思っているより簡単)”というタイトルのスライドで、大きく分けて次の3つのセクションで構成してあります。
- キーワードの選び方(Googleキーワードツール、Google Insights for Search、Google Trendsを利用)
- キーワードを使ったコンテンツの展開方法
- オーソリティになる方法(リンクの集め方)
SEOの原則について説明したものなので、高度な内容を取り扱っているわけではありません。
このブログの読者には物足りない内容かもしれませんが、基本に帰る意味で有用です。
ここでは、スライド28から始まる3番目の”Become the authority(権威になる)”を紹介します。
「権威になる、オーソリティを獲得する」とは、一言で言うとPageRankを高めることです。
PageRankを高めるには、リンクを集めなければなりません。
人々がリンクを張りたくなるコンテンツには、次のような例があります。
- 面白くて、役に立つコンテンツ
- やり方・方法の解説や、チュートリアル
- ランキング(例:~トップ10)
- 意見や思想を引き起こしたり、思いもしないことを伝えるコンテンツ
- 頻繁に更新するサイト
自分のサイトのテーマでは、どんなコンテンツがリンクを集めやすいかをリサーチすることが大切です。
また、リンクを集めるにはソーシャルメディアも活用します。
具体的には、最新の情報を求めているユーザーに対してブログとtwitterを使います。
- ユーザーにサイトでの新しいコンテンツを告知すれば、リンクが集まりやすくなる
- 独自のコミュニティを形成すれば、コンスタントなトラフィックを確保できる
- ブログから自分のサイトにリンクするのもOK
リンクによってオーソリティがもたらされると同時に、あなたのサイトからのリンクもオーソリティを送ります。
次の点には注意です。
- コメントに書き込まれたスパムサイトへのリンク
- 発リンク先のサイトによって、自分のサイトの評判も影響を受ける
リンクを集めやすいコンテンツの例は参考になりますね。
あなたのサイトには、こういったコンテンツが存在しますか?
新しい情報を求めるユーザーのためにブログは必須です。
そして、新しいコンテンツの公開を告知するために、twitterの利用も始めてみましょう。
Googleが悪い評価をしているサイトへのリンクは、自分の評価も下げるので、スパムコメントの被害を受けないように常に監視してください。
記事中から、やむを得ず悪いサイトにリンクするときは、nofollow属性を付けるといいでしょう。
このSearch Enging Optimizationスライドは、『Google 検索エンジン最適化スターターガイド』とともに、Google SEOのハンドブックとして手元においておきたいものです。
Google docsの個別ページから、PDFやPPTのデータをダウンロードできます。