[対象: 初級]
Googleのサイトリンクに望まないリンクが表示されている場合は、表示させないようにウェブマスターツールからリクエストできます。
しかしこのリクエストはすぐには検索結果に反映されないことがあります。
またすべてのサイトリンクから完全に非表示になるとは限りません。
サイトリンクの順位を下げたのに表示され続ける
ウェブマスターツールからサイトリンクの順位を下げる操作を実行したにもかかわらず、表示され続けている。
こんな質問が、英語版のGoogle公式ヘルプフォーラムに投稿されました。
GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は次のようにコメントを返します。
まだ4、5日しかたっていない。反映されるまでもう少し待ったほうがい。
付け加えると、この機能はサイトリンクの順位を下げるものであって完全に削除するものではないということを知っておいてほしい。だから依然してサイトリンクにそのページが表示されるクエリがあるかもしれない。サイトリンクはURLだけによって決まるものではなくクエリによっても決まる。
すぐには反映されないし、削除申請ではない
すぐに反映されないことは、サイトリンクのヘルプにも記載されています。
サイトリンクの順位を下げたり、下げる設定を解除したりしても、変更がすぐには反映されない場合があります。
ただ最近はリクエストしてもなかなか反映されないケースが増えているとの報告もあります。
また、「(サイトリンクの候補としての)順位を下げる」リクエストであって、「サイトリンクのなかに出ないようにする」指示ではありません。
サイトリンクの選択は完全に自動化されており、クエリに関連性が高いページが選ばれます。
関連性は、通常の検索と同じアルゴリズムによって判断されます(ずっと以前はそのページの評価などの要因も含まれていたが今は違う)。
したがって、あるクエリでは順位が下がりその結果としてサイトリンクから消えたとしても、別のクエリではサイトリンクに含まれることがありえます。
そのクエリでも下げたいのであれば別にリクエストしなければならないでしょう。
ついでに順位を下げるURLの数の上限と有効期間についても覚えておきましょう。
最大 100 件の URL の順位を下げることができ、その設定はウェブマスター ツールの [サイトリンク] ページに最後にアクセスしてから 90 日間有効になります。
100件もリクエストすることはそうそうないでしょう。
ですが、有効期間が90日間、しかも「サイトリンクページに最後にアクセスしてから」というのは要注意ですね。
気付いたらまた出ている、なんてことがあるかもしれません。
この記事で説明したことは、僕のブログ読者の多くはすでに知っていた仕様だとは思います。
それでもサイトリンクのヘルプをもう一度見直しておくといいでしょう。