[対象: 上級]
企業や店舗の問い合わせ電話番号や営業時間を表示するワンボックス/アンサーボックスが、日本のGoogle (google.co.jp) でも表示されるようになっていることを確認しました。
電話番号や営業時間のワンボックスは今年4月に導入されましたが、その時点では日本のGoogleでは表示されていませんでした。
問い合わせ電話番号のワンボックス
問い合わせ電話番号のワンボックスの例です。
3つ目の、中小企業であるセルフデザイン(僕が所属している会社です)が出ているくらいなのに、超大手のJCBやANAは出ません。
Googleが情報を取得できていないのかもしれません。
また企業によっては「電話番号」以外にも、「カスタマーサービス」のような一般的に用いられる問い合わせ用電話番号の呼称でも出てくることがあります。
営業時間のワンボックス
こちらは営業時間のワンボックスです。
電話番号とは異なり、「営業時間」以外のワードの組み合わせでは見つけられませんでした。
ちなみに飲食店の場合は、米Google (google.com)ではメニューのワンボックスが表示されることがあります。
今年の2月くらいから導入されています。
でも日本のGoogleでは現在でも見つけられませんでした。
schema.orgで企業・店舗情報をマークアップ
ワンボックスに表示する情報をGoogle+ローカルページやWikipediaなどからGoogleは取得しているようです。
ところが調べたところ、JALやAMEXの電話番号は、僕たち一般顧客が問い合わせに使うような電話番号ではありませんでした。
電話番号がたくさんある組織では、どれが問い合わせ用なのかを判断することがGoogleには難しいのでしょう。
しかし、schema.orgによる構造化データでマークアップすれば、電話番号や営業時間、メニューのような大切な企業・店舗情報を、Googleに正確に伝えることができます。
連絡先番号を検索結果に表示する方法を説明するヘルプは、今は日本語化されています。
この機能が公開された当初は英語だけでした。
問い合わせ内容に応じて専用の電話番号を用意している場合は、schema.orgでその指定も可能です。
以下の4タイプを指定できます。
- カスタマー サービス
- テクニカル サポート
- 請求に関するサポート
- 料金の支払い
企業の場所や営業時間、飲食店のメニューの設定を説明する公式ドキュメントは、残念ながらいまだに英語です。
正しい情報をGoogleに伝えるために、余裕があれば、企業・店舗の情報をschema.orgでマークアップしておくといいでしょう。
そこまでの余裕がないという人は、少なくともGoogleマイビジネスから自社・自店舗のGoogle+ローカルページの管理だけはしっかりやっておいてください。
必ずオーナー確認し、正しい営業時間や場所、電話番号を登録しておきます。