ウェブ検索するGPT SearchをOpenAIがリリース、Google検索よりも使えるか?

[レベル: 上級]

OpenAI は、ウェブ検索して回答を生成する GPT Search を公開しました。

GPT Search

GPT Search は、SearchGPT という名称で限定したユーザーを対象に試験していた機能の改良版です。
現時点では、ChatGPT の Plus ユーザーと Team ユーザー、そしてウェイトリストに登録していたユーザーが GPT Search を利用できます。

ウェブ検索結果から回答を生成

[結婚式に出席できない場合のお祝い] の質問で GPT Search が生成した回答です。

結婚式に出席できない場合のお祝い

回答の下に、参照したサイトが小さく表示されています。
展開すると詳細が出現します。

結婚式に出席できない場合のお祝い

比較として、Google の AI Overview(AI による概要)が生成した回答がこちらです。

AI による概要

[インドの入国に必要な書類] の質問で GPT Search が生成した回答です。

インドの入国に必要な書類

GPT Search が参照したウェブコンテンツです。

インドの入国に必要な書類

同じクエリで AI Overview が生成した回答です。

AI による概要

[インド・グルガオンの今週の天気を教えて] の質問で GPT Search が生成した回答です。

グルガオンの天気

Google の検索結果です。

グルガオンの今週の天気

まだ、少しだけしか GPT Search に触っていないので、回答の精度だったり使い勝手を語れません。
ただ、ハルシネーションをどうしても疑ってしまうのと Google 検索に慣れているせい(あるいはバイアス?)もあってか、良い感じには思えません。
最後の天気予報に限って言えば、Google 検索のほうがずっとわかりやすく感じます。
古い情報が混ざっているようにも思えました。

GPT Search に関する追加情報や補足情報は別の記事でまたお伝えします。